モーラムとダイソーで買った布巾と強盗と
タイの田舎の人はモーラムとかルークトゥンという演歌が好きなようだ。たとえ若い人でも、もちろんポップやロックミュージックも聴くが、ノリノリになるにはやっぱり演歌の方がいいみたい。レスキューの連中もパーティーみたいなのでステージとかでポップとかロックが流れていると微妙な空気になるが、演歌になるとノリノリで踊りだす。
アムもそう。
アムの年齢だと子どものころはまだオープンな国じゃなかっただろうし、田舎だから耳に入る音楽は演歌系だったのだろう。親もじいさんばあさんもみんなそれを聴いているから慣れているのかな。
タイ人は日本人に比べて食のバラエティというか幅が狭い。それはタイ料理に慣れ過ぎていてほかは受け付けないと。最近の若い人はいろいろと食べ慣れているからそんなことはないが、俺から見ても、タイ料理以外の店が大繁盛するようになったのってごく最近だと思う。人に聞いたが、大人になって食の幅を広げるには6歳くらいまでに食べた食事の幅によるんだと。
三つ子の魂、ってか?
音楽も同じなんだろうな。小さいころに演歌系ばっかりだったのでそれが体に染み込んできるというか。
で。
ネネがどうやらモーラム漬けにされているようで。
引っ越してきてからUBCを自由に変えられるので*1、いろいろと見ているようだが、アムは好んで演歌系チャンネルを見ているようで。
そういえばネネの誕生日のときもビッグエコーで70%は演歌だった。平均年齢18〜19歳の集まりだべ。
んで、気がついたらアムの携帯のMP3も、買ったお店のサービスの曲はほとんどなくなってて、95%演歌になっている。
テレビでも携帯でも、とにかく演歌がかかると踊りだすネネ。
この2週間ずっと数えていたが、帰宅時にドアをこっそり開けてみてネネが踊っていない日は今週の火曜日に菓子食ってたとき1日だけ。
寝る前とかも踊るしさ。ポップミュージックとかだと、だめだめ、替えろ替えろ、みたいな感じになるし。
しかも相当聴き込んでいるようで、ところどころ歌えるし。
昨夜も寝る前に見てたが、ちゃんと曲の出だしで踊りを変えたり、節目節目でポーズを取ったり、誰も教えていないのにすごい。
また、ムチャクチャ体力あるからなかなか終わらないのもすごい。
日本語を憶えてもらおうと、まずは「お父さん」を教えてた。誰? ってやると「おとーなん」って言えるようになってきたところでアムがMP3をオンに。で、もう1回言わせようとしたら、ネネにビンタされた。
ネネがアムの姉のところに泊まりに行くたびに演歌度がパワーアップしているような気がする。
ダイソーで買った超極細だったかナントカ繊維ってやつの布巾がかなり使える。
ガス台用の油を拭けるやつとかテーブル用とか皿用とか。洗うのも洗剤はいらない。水洗いだけでいいらしい。
中でも、パソコンの画面拭きはすごい。
先週の土日は珍しくノートパソコンを持ち帰って書類を作ってたんが、画面が指紋でべたべた。いや、前から気が付いていたというか、俺のデスクに来たときからそんな感じ。指で拭ったら当然ひどいことになるし、ティッシュとかハンカチで拭いてみたけどだめ。
で、思い出してそれで拭いたら、ピッカピカよ。
これはお勧め。
タイのダイソーは60バーツ均一で、街中行けばもっと安いのがあったりするんだが、これは使える。
会社の日本人女性社員が火曜日の早朝ひったくりに遭った。
朝、アパートを出てきたら後ろから走ってきたバイクに荷物をかっさらわれたそう。
ちなみにその人は全財産をかばんに入れて歩くような人なので、一気に無一文に転落。まあ、銀行にはお金は入っているだろうけどさ。
おそらく毎日同じ時間に出ているので、狙われていたのではないかと。
場所はラチャダーの偶数側10台のソイ。
同じ時間はやばいね。
しかし、かばんがすんなり体から離れたからいいけど、そうじゃなかった場合引き倒されたりして骨折とか顔面強打とか、最悪死ぬからね。運がよかったと思うしかない。
タイでは相手が銃を持っていることもあるから、決して逆らわない方がいい。
それから、警察も全然適当だったらしい。かばんの形とかブランドとかすら訊いてこなかったって。
自分の身は自分で守れってことで。
*1:アパートだと事務所で選択した10数チャンネル程度しか選べないが、実際は一番下のパッケージでも30チャンネル以上あるはず。うちのは真ん中ので67チャンネルだったかな