バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

4:15 帰宅

 途中、スティサン署の直属のボランティア隊員がご飯を持ってきてくれる。俺とハマさんがおすぎとあだ名をした彼だ。おすぎとは言っても番長的に子分を従えて歩いている男。
 俺はあまり腹が減っていなかったので食べなかったが、ボスをはじめ副隊長や数名はむしゃむしゃ食い出す。
 いつも思うんだが、タイ人ってとにかく食べることに関しては絶対に断らない。食べることに非常に喜びを感じていると思う。まあ、生きている物すべてそうだけど、タイ人は常に食べ物の心配をしていて、振る舞うこともそうだし自分が食べることも、どんな状況であれ、第一優先かと。なにか持っていくというとき食べ物であれば絶対に間違いはない。現に日本に帰ったときとかお土産になんか買ってきても微妙な感じだが、食べ物だと文句も言わずに喜んで袋を開けてた。
 食事中、タクシーの運ちゃんから、スティサン通りで大乱闘騒ぎがあると直接言われて、おすぎたちが見にいった。我々もすぐに行ける準備と、皿を片付けはじめていたが、ボスはひとりでまだ食ってた。結局乱闘の連中は全員消えてしまい、けが人はいたにはいたが、逃げていったようで。
 もうちょっと何かあればと粘ったが、何もなく眠気に負けて帰宅した。
 自宅に戻ったらちょうどアムの母親と妹たちが田舎に帰るところだった。上の妹は結局1ヶ月くらいいたのだろうかね。俺がいるのに挨拶もなく、トイレに入っている間に出て行ったようだった。どうかと思う、それは。