バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

レスキュー

なにもなし!

 昨夜は仏教関係の休日だったのでパブやディスコは営業していなかった。
 走っている車も少なく、事故もなければけんかもなし。無線もほとんど音がせず。
 ハマさんが数ヶ月前のGダイアリーを入手してきた。ルアムガタンユーについて書かれた記事があったので。記事はとてもおもしろく書かれていて、活動内容がよくわかる感じで興味深かった。
 でも、残念な記述もいくつか。いつも思うんだが、雑誌にしろインターネットにしろタイのレスキューについて書かれていることが概ね古い。ルアムガタンユー(華僑義徳善堂)と我々のポーテクトゥング(華僑報徳善堂)は確かに競合の団体ではあるが決して宿敵であるとかそういうことはない。縄張り争いで発砲事件まであるとかも、ない*1。シンポジウムというかね、一堂に会するときとか俺なんかもそうだし、みんなも互いに話しをしたくて仕方がない。相手の活動を知りたいし、どんな連中がいるんだろうと友だちにになりたくて仕方がない。そんな感じだ。
 どうも悪い感じの内容は釣先清隆著「死体に目が眩んで」に書かれている内容をトレースしているところがある。死体洗いのバイトの噂で、先輩の先輩が、とかよく話が出るけどそれも大江健三郎の「死者の奢り」の内容そのままだったりするのと同じか。俺が知る限りでタイのレスキューについて一般的に広まるところに書かれていたのは釣先氏が最初ではないかと。実際その「死体に目が眩んで」の記事も、最初に目にしたのは別冊宝島の死体読本だか死体の本だかそんなタイトルの本。もう10何年前で、釣先氏が取材されたのはもっと前ではないだろうか。その時期に比べればタイもだいぶ近代化され、その波でレスキューのあり方もだいぶ変わった。決して釣先氏が嘘を書いているとかではない。過去は実際そうだったのだ。それを自ら変える努力を報徳堂も義徳堂もしてきたのだ。
 基本的にボランティアでさえみんな応急処置の訓練は受けているし、人の物は盗みません! Gダイアリーのコラムにはそこまでは批判されていなかったけど、ネット上に出回っているレスキューの話ではそういった釣先氏が書いたことをそのまま書いている人がいるので。もうね、ひどいのは報徳堂がポーテクトゥングだから義徳堂はギーテクトゥングだって書いてるのもあったからね。
 Gダイアリーの記事はなかなかおもしろいのでぜひ読んでほしい。レスキューの活動がわかるでしょう。俺がブログで書いている活動内容がまあだいたい合っているということがわかるはず。
 そういえば釣先氏は今でもタイに来ているのだと思う。ときどき雑誌でタイの死体の写真が載っているのを見かけると報徳堂のユニフォームと釣先氏の名前が見られるので。釣先清隆って本名じゃないのかな。たまに本部の人と話をすると違う日本人の名前が出てくるんだよね。会わせてもらえないかな。コロンビアの話とかスンゲェ聞きたい!
 さて、話は戻って。といってもなにもなかったんだが。
 土曜日に食事に行こうという話をしていて、じゃあそれ決めたら帰りますか、なんて言ってたら本当にそんな感じに。ボスも帰るって言って3時にみんなで一斉に帰った。
 まあ、俺とハマさんには最後の仕事が残っているんだけどね。
 生脚パトロール
 俺とハマさんが一番光っている時間
 いやぁ、生脚天国はホント天国だわ。パブとかディスコとか、あと夜のお姉ちゃんたちがいる店も休みだから人がいないんじゃないかと思ってたけど、天国は別格。
質で言えば生脚横丁がいいんだけどね
 そんなことを笑顔ナシ、真顔で言うハマさん。
 ホント輝いてたぜ、ハマ!
 それから「レスキューステッカーを車に貼ったおかげでゆっくり走って生脚鑑賞してても本当にパトロールみたいで違和感がない」とも言ってた。それは完全に主観です。通報されているかもしれません
 そういえばハマさんは今度はテレビとかラジオではなく雑誌などの活字メディアに取り上げられたいと言っていた。その方が残しておいて思い出になると。
 どんだけマスコミ慣れしてるんだよ。十分このブログでハマさんについて書いているではないか! 存分に思い出にしてくれ!

*1:別の小団体とこの大手2団体間では希に小団体から撃たれることはあるけれども、どちらかというと個人的なけんかであることが多い