バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

死のドライブとアムのドライブとネネの遊びの誘いはというと

 雨。雨の季節。
 今週入ってから夜中からじゃんじゃん降りはじめ、朝家を出るときもそうだが昼過ぎまでずっと降っているね。
 迷惑極まりない。
 近所も大洪水になるのかと思ったが、意外にあふれないもので。
 今日は会社へは行かずに客先へ直行直帰。というのは、コラートまで行くもので。
 2時間見れば充分だろうと思い、余裕を見て2時間半前に出発。でも、大雨で1時間以上してもバンナーを抜けられない。
 なんとか東の外環に抜けて走るも、急ブレーキに急な割り込みのオンパレード。
 トラウマのため直進ですらびびっている俺。結構飛ばしているなぁ、とメーターを見ても80kmくらい。前50mも視界が利かないので、元々雨が苦手な上にトラウマで早く走れない。そんで苛々する人がいるのか、割り込んできたりさ。
 タイは車間距離を取ると文句言われるからな。
 ラムルッカを越えたあたりでピックアップトラックが猛烈に抜いていった。なんとなく貼ってあった会社のロゴを憶えていた。
 そんで、バンパインあたりの終点のコーナーで、そのピックアップが猛烈に壁を壊していたよ。跳ね返ったのか、反対側の縁石も大破させて、ぼろぼろになった車が芝生の上にあった。こいつもトラウマになるだろう。
 サラブリーを抜けたあたりで雨が止んだ。道路も渇いている。ここはまだ降っていないんだな。
 そんでここから超全開。セメントかなんかの工場がある唯一の難所の小峠もバビューンとぶち抜きで。
 1軒目のお客さんが終了するとまたもや雨。どうやら雨が俺についてきているようだ。
 で、どうにか雨を振り切ったが、2軒目終了でまたもや雨。
 さらに難所は帰りなので下り坂。そこで雨がマックスに激しくなる。
 どうにか切り抜けたが、疲れた。



 ネネが携帯のゲームにはまっていて、アムの携帯にまで手を出すようになった。
 アムの携帯はノキアのN81。画面もプレステ1ばりにきれいなゲームがいくつか。
 ネネは特にデモで付いてきていた車のゲームが好きなようだ。俺の蛇のゲームもそうだが、なぜか直進に喜びを見いだしているようで、曲がったりしない。できないわけじゃなくて、自分の意志で曲がらない。
 そのうち、アムまでなぜかはまりだして。
 デモなので選択可能な車はランボルギーニマスタングのみ。マスタングは重すぎるのかニトロターボを使わないときの最高速度は146km。ランボルギーニは194kmくらい。
 どう考えてもランボルギーニの方がいいのに、アムは頑なにマスタング。確かに本物はかっこいいがさ。新しいマスタングね。コブラがついているやつ。
 なぜマスタングなのか。

























「早いと怖いから」
 天然は言うことが違う。



 自宅で寛いでいたら、ネネがまとわりついてきた。
 そんで、ソファーに一緒に座って俺の携帯のMP3をつけて踊りはじめた。
 そのあと、そのダンスフルな音楽に合わせ、俺のシャツをめくり、腹をドラムのように叩きだした。
 悲しくなった。
 しばらくしたら立ち上がり、パンツを脱いだ。
 シャツも脱がしてくれと言う。
 テレビの前に立ち、両手を広げて上げた。
 なにをしたいのかよくわからなかった。
 ネネは怒った。
 テーンも立てと言った。
 遊びに誘ったのだとわかった。






















 それは相撲だった
 しこを踏んでいた。
 ビリーズブートキャンプ、シーズン3をはじめようと思った。