バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ダンサー ネネ

得意の横顔撮影

 豚インフルエンザも大変ながら北朝鮮がやらかしてくれたようだね。核廃絶というのはまず無理だと思う。核という大きな武器を持たなければ、この地球上で真の発言権を持つことはできないだろう。北朝鮮はどうしても持ちたかったのだと思う。でもさ、ああいう人たちが力を持つとろくなことにもならんと思う。こんなご時世にミサイルを撃つわ、核実験するわ、頭がおかしいとしか思えない。まあ、頭がまともな国だと思ったこともないけど。昔はインスタントカメラみたいな安いカメラをバカなんとかって呼んだものだけど、ホントそう呼んでやりたい。
 中学2年のときにやっぱり頭の悪い奴が学級委員になって、みんなをまとめる役であるのに、どうやら頭の悪さで学級委員=えらい人みたいな図式を作ったらしく、席替えだったり移動教室のバスの席だったりそのほか諸々の決めごとを自分ひとりで決めてた。そしてそれに抗議もしない周囲にもばかばかりしかいなかった。長渕剛の歌とか東西問わず昔の田舎の青春映画とかで、いつか絶対にこの街を出て行ってやる、なんて台詞がよく聞かれたわけだけど、今こうしてバンコクにいるのはあの当時が伏線だったのではないかな、なんてニュースを見て思った。
 当時のその彼もそうだし、この北朝鮮もそうだし、ばかにつける薬はないし、まともな会話もできないんだから、ホントこの先の面倒と苦労が山積みでただただ脱力するのみである。



 タイはといえば、日本人の父親探しもさらに増えた。
 今度はアムの田舎、コラートの3兄弟らしく。日本で生まれ、去年からコラートで暮らしはじめたそうだが、一緒に暮らしたのは3ヶ月程度で、その後日本から送金があったけれども11月に母親が亡くなってからは送金が途絶えたそうだ。
 もうあと200人くらいは出てくるんだろうな。
 レスキュー行ったときもみんなが訊いてくる。子ども迎えに行かないの? ってさ。
 うざいうざいうざい。
 日本には子どもを捨ててはいけないという法律はないのか、という輩まで。
 タイにだってねぇよ。
 一番最初の子のみつかった父がこの騒ぎなのでタイに来られない、という話も、日本大使館はなんで命令しないのか、と。
 民事不介入だろうが、普通。タイは警察の民度が地球の裏側まで飛び抜けるほど低いので、出頭命令とか出しちゃうんだろうし、それに従っちゃうんだろうけど。
 とりあえず、日本人の評判が下がりつつあるようだね、タイでは。



 そんな風にほっとかれちゃうような境遇とは無縁なネネ嬢は今日もまた大暴れです。
 もうなんでもわかっていて、熱いのもは触らないし、酒とかもコップが置いてあっても口をつけないし。
 なにより携帯が大好きなネネ。
 なぜか待ち受け画面の設定をある形に設定するのが好き。アムの携帯も俺の携帯もノキアなので、同じような設定に戻しても戻しても変えてしまう。アムのも俺のもOKのボタンをやみくもに押せば到達できるような場所にないので、確実に選択して進んでいっているんだね。
 それから写真が大好きで。
 最近ではポーズをとることを憶えたんだが、ポーズばっかりになっている。それも食事しているときに箸やスプーンで口に入れる瞬間を撮らせたり、そのときにはちゃんと親指を立ててグッドのサインまで。それから本を読んでいるネネを撮らせることもしばしば。決してカメラは見ないで、読んでいる横顔を撮らせるのね。
 今日は座ってたら携帯を持ってきた。
「ターイループガン!(一緒に写真を撮ろうよ!)」
 と。
 が、どう見てもひとりだけで撮るつもり満々だ

 ワンダーガールズのテルミーとか少女時代のGeeGeeに出てくるようなポーズ。
 そして、本を読んでいる横顔に続く最近のネネのマイヒット。

 後ろ姿撮影。
 ものすごい枚数撮らされて写りが悪いのは消しているんだが、後ろ姿は写りがいいんだか悪いんだか、父はわかりませぬ。