バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

海外出張 香港・シンセン編1

シンセン市街地のビル

 元々香港行きが決まってて発見も済んでいたのに、急遽日本行きがあとから決まり、こんな激しいスケジュールになった。昨夜夜中に帰ってきて、朝にはまた空港。1泊2日の出張。
 ネネもアムも寝ている間に家を出る。まあそれは毎日のことなんだけど、数日顔を合わせてなくて今日もまたいないのに起きてこない妻。アムの主婦ライフは楽勝だと思う。
 10時フライトのタイ航空。エアバスだ。ラッキーだなぁと思いつつ乗り込めば、座席にはテレビが付いていないタイプの。
 約4時間のフライト。やっぱりタイ人扱い。隣のどう見てもタイ人のおばさんには、タイ人ですか? なんて確認してから話しているのに、俺には最初からタイ語。本読んでたら隣のおばさんに、日本語読めるの? すごいね、って。
 香港からはシンセンへ直行するように言われている。イミグレーションを通らずにフェリーに乗ってそのままシンセンの蛇口というところで入国できるみたい。フェリーも1時間おきに出ている。出発地で荷物を預けてしまった人は1時間以上前がフェリーのチェックインリミット。手荷物だけの人は20分くらい前だったか。飛行機の到着が2時半くらいだったので3時半のフェリーに乗れそうだ。
 しかし。
 受付のお姉ちゃんは蛇口行きは5時半になると。なんで? 表示には3時半とあるではないか。
「4時台の船まで全部キャンセルされています」
 これは予想外。ほかのルートで調べてない。日本に行くときはエアポートバスの発着場所まで調べていったのに、香港はメモ帳に「フェリー 蛇口 イミグレ通過禁止!」とだけしか書いてこなかった。どうにかなるだろ、と。2年前に大阪に行ったときに関空から市内に行くのに行き方がわからず、電車の切符の買い方も忘れてしまって右往左往したことがあってちょっと怖かったので日本行きはちゃんと調べたんだが、その他海外はいつのときもどうにかなったので、今回もまあどうにかなるだろうと。だいたいフェリーに乗ってしまって中国本土へ入ってしまえば迎えの人が待っているし。
 とりあえず迎えの人に電話。それじゃあミニバスでフアンガンというところに来てください、と。フ? フ何?
 ま、まあどうにかなるでしょ・・・・・・。
 そんで乗り場を探すもなかなかみつからない。香港空港も新しくて便利でいいけど案内板がちょい不親切かな。
 うろうろしてやっとみつけて行ったら、ミニバスならばこっちよ、なんてまた違うところに案内され。女性なんだが歩くのが超速い。小走りにならんと追いつかない。ただでさえゆっくり歩くタイプ*1なので、普通より速く歩く人についていくのは大変。
 ついた先はさっき出てきた到着ゲートのところ・・・・・・。クッソー。そんで150香港ドルを払うとチケットを渡されて、向こうに行って、と向こうを指さす。
 え?
 向こうにはエスカレーターやら電車の入り口やら階段やらなにやら。なんてアバウトな
「いや、向こうって・・・・・・」
「大丈夫大丈夫。向こう向こう。これ(オレンジの制服)がいるからすぐわかる」
 とりあえず行ってみる。
 見渡すとオレンジの奴があっち行きこっち行き、何人も歩いているし。
 そのうちのひとりのお姉ちゃんがあっちだと教えてくれ、なんとか辿りつく。
 ミニバスはバスというかバンだよね。トヨタアルファードなんだけど、なかはぼろっぼろ。
 空港からフアンガン*2までは30分弱といった感じ。香港ディズニーランドへと降りる出口を横目に高速を走って行く。
 走っている間になぜフェリーが欠航になったかがわかった。木が何本もなぎ倒されているし水たまりもいっぱい。昨日の夜、フィリピン上空で揺れた、あの台風が通過したんだ。よかった。1日ずれてたら直撃だったわけでしょ。
 香港出国は車のまま。フアンガンは車を降りて中国入国。

 フアンガンのイミグレを中国側から見た。
 迎えに来てくれた日本人と落ち合いホテルへ。シンセン市街地ではなくてちょっと離れたところ。フアンガンから40分くらい。
 ホテルは君逸酒店。1泊330元*3。日本円で5000円弱くらいかな。奈良のホテルとは大違いの広さ。部屋もロビーも全然豪華さレベルが違う。
 まだ18時くらいと早かったけど食事に。相手が日本人のおじさんので当然和食に。ホテルすぐそばの居酒屋のようなところ。食べ放題飲み放題プランのところへ。というか、中国にある和食居酒屋はほとんどが食べ放題飲み放題だと思うが。そのエリアはあまり日本人がいないらしいが、中国も和食ブームなのか*4その並びだけで3軒も居酒屋があった。どこも日本料理鉄板焼きって書いてあった。なぜ鉄板焼きか。
 結構かたいおじさんなのかと思っていたら、俺寄りの人で安心。たとえば、座敷みたいなところに座ったんだが窓の向こう、歩道を結構若い女の子が通るのね。近くにおしゃれな美容院があったりもして、こんな外れの街でもピッチピチのギャルがいっぱいいるわけ。仕事帰りの制服着た女の子とかもいるし。で、それが通るたびに、お! ってその人は見るわけよ。これがまたすだれが程よい高さにまで下がっているので見え方が絶妙
 こんな感じ。

 俺もかなり早い段階で気がついていたけど初対面だし遠慮してたんだけど、向こうもそんなんならと、後半はふたりして窓の方に体を向けて見てた。
 中国の居酒屋店員はみんな日本語ができるっていう印象があったが、ここは日本人が少ないせいか全然できない。ひとり大阪に8年いたんだという女の子がいたが、皿を下げるときに、
こちらのお皿、撤去してよろしいでしょうか
 って言った。テーブルごと持っていく気かよ。発音はいいんだが、8年間何してたんだよと正直思った。
 食後ホテル向かいのカラオケへ。日本人向けのカラオケ屋があるってことは、そこそこ日本人がいるんではないかね。日本人が少ないっていうのは一緒にいた人が教えてくれた話で俺もよくわからない。
 で、クラブ舞鶴、なんて看板掲げている割には日本語ができる女の子がひとりしかいなかった。
 そんでいろいろと話しをしていた中で報徳堂の話に。華僑報徳善堂と書いてこれはなんと読む? なんてやってたら、報徳堂経営のフアチアオ病院やフアチアオ大学の「フアチアオ」がなにかわかった。ずっとなんだろうなぁと思いつつ調べたりしなかったので。フアチアオは華僑の中国読みだった。ただそれだけなんだが、酔っぱらっているので、おおお! なるほどぉぉぉぉ! ってなり携帯のレコーダーにまた読んでもらって吹き込んだ。これをレスキューの連中に聞かせようと。
 カラオケを出てホテルの前で別れた。俺はとりあえず水を買わなければと近くのセブンへ。水と青島ビールの缶をひとつ。たぶん小銭で足りる。というか小銭だけが貯まってしまって消化したいし。レジに行って払う段になったが酔っぱらっててもうどれがどれだかわからない。そんで全部ぶちまけて、どれ? って。
 部屋に戻ってテレビをつけてたら、バラエティー番組みたいなのがあって、女の子たちが二手に分かれてダンスとか歌で勝負する番組やってた。その中に双子の歌手がいて、そいつらはズバ抜けてたね。タイのチャンネルVで見たことがある双子の歌手。名前が全然わからない。ジリアン・チョンとかのTWINSじゃなくて、本当に双子なの。
 ホットパンツでエロエロ。犬の着ぐるみみたいなのを被ったりもしていろいろやってたけど、ホットパンツがエロエロ

*1:俺より遅く歩く人はそういない。ぱっと思いつく限りで俺より遅いのってネネくらいだと思う

*2:皇岸って書いたっけか

*3:これは訪問先の契約レートかと。一般で来ると800元くらいするはず

*4:上海の人が言ってたが、上海も和食ブームで、クリスマスなどのイベントの日なんかは満席では入れなくなるほどなのだとか。そのほとんどがやはり食べ放題飲み放題なんだって。そうじゃないところはあまり入っていないらしい