コラート 初日
さて、コラートへ。
こんな事態なのでバンコク市内へは迎えに行けないからと、姉、妹2人、母にこっちに来てもらう。合計8人でコラートへ。
荷物はぎりぎりで載せることができ、なんとか出発。
外環は年末年始同様に9日から16日くらいまで無料開放。高速代はただだ。
渋滞が一番の心配だった。数年前の年末年始に12時間かかったのにへこんでいるので、渋滞していたら引き返すつもりだったが、むしろ平日よりも空いていた。あとで聞いた話だと10日11日が激しかったみたい。よかった。
サラブリーを過ぎて、コラート少し手前の湖の所で食事。今回は当たりの店に入った。全部おいしかったし、清潔な感じだった。客もいっぱい入ってたしね。でも、もう一度行けといわれてもわからないんだろうな。
ネネはソムタム好きのようで。たまに辛いのに当たって、あ゛あ゛あ゛あ゛! って叫んでるけど。なくなってからもキャベツとかの野菜をソムタムの汁につけて食べているし。見てたらキャベツとかを歯で軽く噛んで歯形をつけてちぎって食べてた。
市内の渋滞を避けて、チョークチャイ群側から行くことにした。アムのおばあちゃんちはコラート市内から約80km。バンコクからアユタヤに行ける距離だ。コラート市内から見るとブリーラム寄りなので南東の方向になる。だから、市内を通るより、市内の手前で東に進路を変えてしまえば直線的には近くなる。
途中でガソリンを入れた。この時点でバンコクからだいたい250km。ちょうど市内に入ったのと同じ距離。やっぱりこっちの方が近い感じがする。車もほとんど走っていないし。
で、おばあちゃんちについてアムの友だちの家だのを回って、アムの母や妹を家に送って、コラート市内のホテルにチェックインした時点で、給油から240km走ってた。ほぼバンコクにつく距離。遠い。遠すぎる。お母さんの家からコラートも激しく遠かったもんな。
だいたいね、前回の帰省のときからそうだったけど、道路がひどい。幹線道路から外れて村々を繋ぐ道に入った途端にがったがた。穴の深さとか確実に乗用車じゃスタックするくらいのところもあるし。
車もフルで乗っていて重いし。
おばあちゃんちは相変わらず。みんな元気だし、マイペースだし。
今回もまた知らない親戚がいるし。アムの母さんの妹になるのかな? いったい何人いるんだか。それからおじいちゃんところの前の奥さんの息子とかね。もうわけわからん。
ネネなんかはアンスマリンって名前つけられているし。アンスマリンはメナムの残照のコボリの相手だよね、たしか。
アムの妹が誰かがバイクでヤギを運んできたのを見て、うわ! 犬を食べる気だ! って。ここら辺は犬を食べる習慣はないはずだけどなあ、とそっちを見てたら、メェ〜、って。
ヤギ。
ネネもすぐに気に入ったようだ。
でもちょっと気の強いヤギなのか、近づいてきた犬に頭突きで闘ってたからなあ。ネネに突進してきたらどうしてくれよう。
動物には積極的な家で、牛は売り払ってしまったものの、鶏は増えているし、アヒル、犬と動物はじゃんじゃん増えている。
ネネはビッグCで買った水鉄砲で鶏弄り。
しかしまあ、この動物への積極さを若いうちに違うことに発揮してればねえ、と思うわ。
っていうか、毛づくろい……。
親戚の子どもたちがビー玉遊びを始めた。日本のビー玉遊びのやり方を知らないけど、見ている感じではだいたい同じようだ。
母親らを送りコラート市内への帰りの車の中で、アムの弟の話に。ここ数日、アムとかも弟に電話をしまくっているがなかなかつながらないみたいで。
どうやら、アムの姉が1万バーツを貸して、ソンクラーンまでに返すって約束したのに音信不通になっているようだ。別れてしまったが、結婚のシンソート(結納金)の分とか合計で10万バーツ近くになっているらしい。
だいたいね、金がないのに結婚ってのがおかしいね。新しい家族を作るのに、そこで借金って。ま、元々は相手側も返してくれるということで見せかけだけだったんだけど、騙されてて返してくれなかったんだけどね。新郎を騙すってのがもうイサーンっぽくてナイスだわ。話はちょっと違うけど、相手はその後浮気して子どもができてしまい、その人と結婚するって出て行ったのだが、田舎に帰って子どもを生んだらそれっきりその新しい男とは連絡が取れないらしい。
で、弟はもしかしたら借りた1万バーツを車のローンに使っているのではないかと推測しているようだ。先月、新しい彼女の両親が頭金を出してくれて、ピックアップを買った。それのローンを払ってくれることになっていたのか、頭金だけ助けてくれたのかは不明だが、ローンの額自体が月1万バーツなのでそうではないかとアムと姉は推測している。
弟の月給は手取り9000バーツだそうだ。
1万バーツの払いをどうするつもりなのか。飯を食わず道路で寝て過ごしても払えないと思うのだが。
アムと姉は、あいつはそういう奴なんだ、なにも考えていないんだ、と。
そんな奴に貸すのも悪いような気がするが。
夕飯は黒田に。
地鶏刺身が食べたくて。
一通り注文が終わってビールを飲み始めたら、すいません、地鶏は今日はありません、って。
来た意味ないし。
ホテルはいつものラチャプルック。
2週間くらい前に予約済み。一部屋1200バーツ。
エレベーターに乗ったら、1泊800バーツから、だって。どうなっている?
というか、姉はおばあちゃんちで寝ると言っていたはずだが、なぜここにいるのか。考えてみたらいつも泊まるのはデラックスの部屋で1泊1500バーツ。部屋は狭いし、ファシリティもちょっとよくないし、ソファーがない。椅子をつなげて姉は寝ることに。
枕も足りないし、暑いしで、今回はちょっと大変そうだ。っていうか、姉がいなければ全然いいはずなんだが……。