バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

コラート 3日目

日が暮れた・・・。

 昨夜はエアコンの温度もちょうどよくて、よく眠れた。



 おばあちゃんちに行く前に市場に寄る。
 すでにここも水かけが始まっている。

 ここはまだおちびちゃんたちだけなので比較的おとなしいが。
 おばあちゃんちにイカや魚の干し物などを買う。長持ちするからね。

 クイッティアオも安いんだかよくわからんが。

 あと、プラーラーね。魚で作ったのもあるしえびなどで作るのもあるし。新鮮だと変な臭みがなくておいしいんだけどね。やっぱり時間が経ったものは好きじゃない。そっちの方がおいしいという人もいるのだろうけど、浅い方がいいなあ、俺は。

 ビデオを撮ってまわってたらピックアップの連中がこっち見ているし。って、右の女のバケツから水がこっちに飛んできてね?
 カメラはどうにか無事だったが、ずぶ濡れだ。
 ヤーモーことタースラナリーの前はもう大戦争中。みんなお堀の水でかけっこしているんだろうな。汚い!




 それほど飛ばさずに走っていた。
 コラート空港の近くでホンダのシビックが追い越し車線を走っていこうとした。ら、その先にでかい石が置かれていた。車体下で引っかけたみたいで、止まっちゃってた。悲惨だな。ホンダも16日まで閉まっているだろうし。
 あんな岩みたいなの置いていくかね。ホント、モラルが低い奴っているよな。




 本格化している水かけ。
 ある村を通ったら通行料を巻き上げられた。20バーツだけどさ。
 ひき殺してやろうと思った。
 子どもだったらまだいいが、大人だからな。




 おばあちゃんちで少し休んで、寺に。
 車のお祓いに。前のジャズはやっていなかったので、今回はやっておこうと。
 まずは普通にワイをする。
 ここで、年末にアムがおばさんに預けて1000バーツタンブンしたのだが、ロンプー(寺で一番えらいお坊さん?)はもらっていないと口論に。お坊さん相手に……。
 このお坊さんは両親や俺の姉家族が来たときに水をかけてお祓いしてくれたお坊さんで、声が独特。ジャイアント馬場とかバルタン星人のこもった声を数倍強くした感じで、なに言っているか全然わからない。
 最終的にもういいわってなって、車に乗せるお守りセットをくれた。

 アムの姉が言うには普通はどれかひとつしかくれないらしい。

 ネネは首にこのお坊さんが編んだ紐をつけてもらった。
 途中で団体が来てしまい、木陰で待つことに。

 なんか、アムの中でこのサングラスがヒットしているらしいよ、今回


 車の外と中に清めの水。そして、運転席の上に仏像の絵を描いてもらう。
 これで事故は起こらなければいいが。




 今日も村の祭り。
 池でボートの競走があると。よくわからんが。

 寺の裏に貯水池だと思うけど、でかい池がある。ここで競走するのかね。
 行ったときはまだ始まっていなかった。池の端でなんか人が集まっている。なにしているかしら?

 こうやって人が渡って、なにが始まるのかというと、テレビとかで見たことがあるイベント。

 水上ムエタイ。落ちたら負け。
 1戦目は赤が負け。



 2戦目は赤の自爆。
 いよいよボート競走。その前に、ボート、大丈夫かね。水掻き出しているし。

 なんとか水を掻き出し、2人ひと組でスタート地点に。うしろの漕ぎ手には目隠し。船頭の声で船を漕いでゆく。

 いよいよスタート。

 向かって右側からスタートした船が滑り出し好調。

 このまま圧勝かと思われたが、

 ゴール手前でなぜか指示ミス。

 圧倒的不利だった左の船が逆転勝利。
 おもしろいんだけど、暑い。暑くて死にそうになる。たぶん、熱中症寸前だったと思う。ネネも真っ赤だし。
 おばあちゃんちへ戻る。




 しばらく休んでたら、ネネがもじもじし出す。
 そこら辺の子どもと遊びたくなったみたいだ。
 そんで、すぐに仲よくなって、かくれんぼとかし出す。

 集合写真。

 ちなみに、この子たちはネネのいとこではなく、アムのいとこに当たる。タイの家族の年齢差っていうのは激しいからね。
 あと、タイの小学生中学生の多くが夏休みに入ると金髪にする。色が黒いのに金髪ってのはなんかデモリショマンのウェスリー・スナイプスに見えてしまうんだが
 この子たちのお父さんがどっかで魚を捕まえてきた。

 名前を聞いたけど忘れた。食べるか? って。いや、いい。淡水魚はあまり好きじゃないんだよな。日本の清流ならともかく、タイの泥水にいるようなのはやっぱり臭いし。

 調理始めたけど、七厘に乗り切ってないし……

 逃げるようにアムのいとことビールを飲む。彼は車の修理工。今度サイレンとかを付けてもらうことにする。




 ネネが遊んでてなかなか帰れず。
 暗くなると危ないので、ネネに事情を説明して帰ることに。ちゃんと説明すればわかるようになった。アムみたいにだめだめばっかりではいけない。

 わかりづらいが、暗くなるということはこんな感じになる。
 ホント、タイの田舎は危険。こんなん盗賊が出て殺されたってわからない。




 ネネは疲れているし、結局3泊まるまる泊まっている姉もお腹が空いていないというので、アムとふたりで外に出る。
 が。
 ここは地方都市。閉まるのも早い。
 1時間さまよった挙げ句、トゥクトゥクの運ちゃんに紹介してもらったメキシカンに行ってみる。
 ここが大正解。スープもおいしかったし、タイ料理もあって、ムール貝とか身がでっぷりと大きくておいしかった。
 アムがグンチェーナムプラーを注文したら、ゆで加減を訊かれた。前、どっかの店でも茹でてあったし、コラートのは茹でが基本なのかもしれない。




 ホテルに戻ったらネネはまだ寝てなかった。
 部屋のベッド横の電気スタンドのデスクで本や車の鍵や携帯などを治療器具に見立てて遊ぶのが気に入ってしまったようで、3日連続で付き合わされている。
 ただ、腕揉んでとかは初日はやってくれたけど、2日目は、そんなものはない、と拒否された。
 石鹸で顔を洗ってというリクエストも、なぜかネネが自分の顔を洗って終了とか、かなりいい加減なクリニックのようで。