バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

レスキュー 慰安旅行2010

レスキュー慰安旅行

 レスキューの慰安旅行に行ってきた。
 タイ人がひとり一緒に行くはずだったのに急遽行けなくなり、ハマさんとふたりで。
 だいたいね、日本人だけで来させようとするなよな、と。
 途中から例年通り大雨。毎年雨。去年なんか乾季なのに大雨だったもんな。ワンノイ辺り(アユタヤ近く)までは順調だったんだが、そこから先が激しい激しい。サラブリにかなり近いところで急激な渋滞。俺は余裕で止まったけど、うしろが突っ込んできそうな勢い。ハザード付けて見せて、なんとかうしろの車はぎりで止まってくれた。しかし、さらにそのうしろのピックアップが急ブレーキで、結局そいつとそのまたうしろの車がぶつかってた。危ない危ない。渋滞の原因は風で木が倒れ道路を塞いでたから。もっと根を張れよとはハマさんの怒りの言葉。
 サラブリを過ぎてトイレ休憩の際にボスに電話。だいたいどこだかわからんからね。まあ、先月1度コラートに行く用事があったからだいたいの目星は付けてあったからいいものの、ホント、タイ語読めなかったら辿り着けないよ、あそこ。
 たぶんコラート県じゃなくてサラブリ県じゃないかと思われる位置。バンコクから160km程度。とにかく奥へ奥へと行って辿り着いた。
 ナムトック・ジェットサーウノーイ(7人の娘の滝)。どこら辺が7人で娘なのかは知らないが、少なくとも去年よりはよさそうだった。

 宿はリゾートというのは名ばかりのゲストハウス。でももうそこ専用の滝って感じ。
 右端の方にロープがあって。

 これに掴まり、ターザンのように飛び込む。

 ↑これは俺じゃないよ

 滝上には横にあるこの滝をよじ登って行く。
 去年突き落とされた経験から今年は水着を持って行った、のは俺だけで、ハマさんはまた着替えなしで。今年は落とされることはなかったが、まあせっかくだからと。
 ターザンポイントの辺りは水深3m超はあって安心して飛び込める。
 しかし、ここはタイ。なんか水が澄んでいないのよ。隣はゴルフ場だっていうし、薬まみれになっているのではないかと。
 最初はターザンしたけど、1発で腕が痛くなったので、あとは素で飛び込んでた。5、6回飛び込んだかな。回転しながら飛びたかったが、まさか首を折ったりとか脚が泥にはまって浮かんでこられないとかってのが心配でできなかった。大人なんだな、きっと。後先考えずにできない。どうしても先を考えてしまう。
 ハマさんは2回くらいしか飛んでいない。というのは帰りのためにパンツを脱ぎ、短パンで泳いでみたら、短パンが思いのほか薄くてスケスケのセクシーショーになってしまったから、ずっと横の滝壺に浸かっていた。
 1時間程度泳いで飯食べて、夜の準備。
 なんか知らんが俺とハマさんはこれを焼く係に。

 子豚の丸焼き。元々焼かれていたものを買ってきてて、温め直すというか。
 タイ人はみんな器用だと思っていたが、都会育ちのタイ人もやっぱりだめな人はだめね。というのは、焼くに当たり炭に火を点けるんだがなかなかできない。あーだこーだと言ってもみんな自分のやりたいように点火しようとするからなかなか。
 やっと点いて焼き上がったころにはもう辺りは真っ暗。カラオケ装置も運び込まれ、飲み始める。
 俺はこっからが長かったね。運転すっから飲めないしさ。どうやら店長が日本酒を2升も差し入れてくれてて、一口だけ飲んだ。タイ人は日本酒苦手みたいだね。ボスは無理して飲んでたけど。
 タイ人は栓抜きがあってもなぜか100円ライターとか瓶で瓶のふたを開けたりする。今回は最早栓抜きが用意されていない。みんな思い思いに栓を開けているんだが、ウイスキーが入っている箱で開けることもできるようで、簡単そうなのでトライしてみた。

 子豚はさ、今まで食べた豚肉で一番おいしいって思えるほどおいしかった。でも、30人近くいるってのに一気になくなるもんでもないね。後半は腹減っている男が群がってたな。ハマさんも気がつくと豚の前に立ってたっけか。俺はもう水しか飲んでないからね。ちょっとしか食べなかった。
 で、やっと豚が捌けるころにはもうできあがっている人はできあがってて、ボスや副隊長もご機嫌で歌う。そして踊る奴は踊る。座って飲む奴は飲む。外のベンチで喋る奴は喋る。みんな自由だ。


 酔っぱらった奴が食べ終わった豚を持ち出して。

 気持ち悪っ!
 で、くじ引きでレスキュー商品をもらって帰ることに。
 まずね、道が暗い。山奥でくねくねした道の上に、街灯なし。
 どうにか幹線道路に出て、あとは猛烈にダッシュ。12時前までにバンコクについてビールを買いたい。
 で、ぎりぎりで前住んでいたディンデンのセブン辺りについてビール購入。
 疲れた。
 でも、去年よりはおもしろかった。
*1

*1:動画および滝の写真はハマさん提供です。感謝感謝