バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

風邪ひいたのと同窓会とインディペンデンスデイと

POST-NERDのドア

 風邪ひいた。
 昨日朝起きて体調悪いなあと。ま、飲み会のあとだったからかなと思ってた。エアコンだっていつも通りだったし。なにもかもいつも通りだったんだけど。
 それで、シーコン行って。オイシ・ブッフェに行ってみた。すごい人気だね。味は大してよかないけど。選択肢も微妙だった。いつも思うんだけど、ブッフェってあまり得ではないと思う。料金のわりには料理のクオリティーが悪い。どんなに食べても元は取れない。だから、ブッフェ形式の店が多いんだろうけど。この時点で飯が少ししか食べられない。このあと、ヨーヨーランドに行って踊り狂うネネを見て、初めて自分で運転するバイクの乗り物に乗せてみたり。運転できるもんだね。ロータスで買い物して。シーコンのロータスはカートの大きさと通路幅が合ってない上に人が多すぎる。
 夕方前に家に帰って、疲れたので寝たら終わった。体の節々が痛くて。薬屋も閉まってしまったし、仕方がないので11時間ほど寝てみた。そうしたらだいぶよくなった。






 よくなったので、以前の仕事場の同窓会に。
 サイアム・パラゴンの葵に。葵はバンコクでは有名な和食料理店で、数年前にウォン・カーワイの2046の撮影でキムタクがタイにいたときに行った店としても話題になった。そこの支店。初めて行ったけど、うまいね。その代わり、高い。普通の日本人が経営する和食屋の定食のだいたい2倍から3倍の料金。
 このエリアはホント久しぶり。1年ぶりくらいじゃないかな。駐車場に入る手前で外に行列が見えて。アムは、絶対アカデミーファンタジアのコンサートだ、って。もう番組、今シーズンは終わっているのに? それで、食後にその列の先がわかった。クリスピー・クリーム・ドーナッツ。こんなんあるんだね。知らなかった。
 ぶらぶらと参加者Aさんが旦那さんと開いた店を見に。旦那さんはタイの有名ブランドのデザイナーだった人。今年3月から5月の赤服騒動で店舗があった棟が燃えてしまい、最近やっと再出発*1。それがこの店舗で『POST-NERD』。実際、BTSサイアム駅からサイアムスクエアの回収作業が見えるんだけど、知っている人からしたら大変な爪痕を残しているって感じで悲しくなるよ。でも、この夫婦はそれを乗り越えて再生したわけだ。

 俺も1着買ったけど着ている姿は載せられない。それでこの店の評価が下がったら申し訳ないので。でも、デザインはかっこいいんだよ、これが。
 場所はサイアムスクエア・ソイ4。パラゴン側から見ると、バンコク銀行があるソイ。店のブログは改めてhttp://nature-neneam.boo.jp/natureneneamblog/に書くのでよろしくお願いします。
 店を出てパラゴンのおもちゃ売り場にあるボールプールに。姿が見えないくらい走りまわる子どもたち3人。そのあとも乗り物やらで大人が追いかけないと見失うほどのスピード。

 写真は『POST-NERD』で走りまわる3人。ちなみに赤いてるてる坊主みたいなのがネネ。実は昨日のシーコンでも同じ格好をしていて、気に入ったらしく、今日も泣きわめいて親が折れ、昨日の服を着せている。
 パラゴンのおもちゃ売り場でブロック遊びをはじめ、少し落ちついた。レゴかと思ってたら、コゴ(COGO)というブランド。また某国のパクリかと思ったら、会社の登録はどうもロンドンらしく。怪しすぎる。
 落ちついたら、頭がふらふらしてきた。やっぱ治ってないんだな。




 夕飯はおかゆに。
 父が作ってくれて。アムに憶えてもらおうと思ったら、ま、天然なふたり。ひとりは勝手に作ってるし、ひとりはテレビ観てるし。
 やっと薬を買ってきて、飲んだ。
 寝ようと思ってたら、タイのホラー映画が始まった。マーシャが主演の『フェート(双子)』というやつ。どうもね、最近映画でも小説でも99%くらいの作品は途中で落ちとかが見えてしまってつまらない。この映画も同じ。というか、ネネが興味を持って見ないように音をほとんど消して見ていたら、始まって30分もしないうちに落ちが見えてしまった。台詞を聞いていると落ちが最後までわからない意図で制作されていたようで。とりあえず、マーシャが風呂から落ちるシーンはエロいとだけ言っておこう。
 あと、意図なのかUBCだからかはわからなかったけど、シーンの繋がりで真っ暗になってしまうところが10ヶ所以上あった。おっさんとしてはUBCでは流せないエロシーンが入ってると信じたい。まあ、普通にそっちの方が映画的に繋がんねぇけど。
 そんで、よし寝よう、と思ったら、『インディペンデンスデイ』が始まってしまった。ついこの間、『アバター』観て、『インディペンデンスデイ』以来の感動! なんて書いたばかり。なんというタイミング。
 改めて観たら。
 超ちゃっちいCGだった! 飛行機とか遅い遅い。敵のビームとかチウンチウンみたいな感じ。『スターウォーズ』とか初めて観たとき、デススターに突入するミレニアムファルコンのシーンとか手に汗を握ったものだけど、『インディペンデンスデイ』を観たあとではそれだってちゃちな感じがした。それが、その『インディペンデンスデイ』でさえがちゃちに見えるなんて。こんな日が来るとは。
 アバターもいつかそう思う日が来るのだろうか。でも、あれ以上すごいCGってどんなんだろうね。
 そう考えると、一番すごいのはチャールトン・ヘストンの『猿の惑星』みたいな、特殊メイクくらいの色褪せないローテクなSFかもしれんね。

*1:ちなみに燃えてしまった件に関する政府の補償は一律5万バーツだったそうな。ノートブックも内装も在庫も全部燃えちゃったのに