バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

金太郎と招き猫とデイドリームと

 辞めた会社で働いていたタイ人の友人と食事に。ハマさんも何度か会っているので誘って、金太郎へ。日本語ができるので、タイ語とちゃんぽんで喋る。
 彼はあまり食べないので、ちょっとでお腹がいっぱいに。俺とハマさんはまだまだと、マッコルリに酒を変えて飲み、そして食う。
 楽しかった。久々の日式焼肉だった。






 さて、どうしますか、と。
 ふたりして無職なので、おとなしく帰るか、と。そこでハマさんが名言を。
外に出て出会う新しい出来事が俺たちの将来にプラスになることがあるかもしれない
 んじゃあ、タニヤ行こうぜ、ってなってタニヤに。そんなふうに言われたら行かないわけにいかなくなるわ。
 とりあえず適当にと、報徳堂の兄ちゃんが呼び込みやっている招き猫という店に。ここ、フジレストランの社長がやっているって。本当?
 ここの隣が無料案内所になっているんだけど、これってなんなんだろう。どうやって利益を出すんだろうか。
 店に入ったら1階で女の子を選ばせてくれず、個室をただにしてやるからと押し込まれた。帰れないじゃんか。
 で、ガチャピンみたいな女の子が先頭で来たから、やっちまったか、と思ったけど、あとはそこそこだった。ふたり迷ったが、かわいい系を選択。ハマさんはもう一方のきれい系に。
 部屋を暗くされて、テレビの明かりで顔を見たら、おや? と。20代前半かと思ったが、これは違うと。聞いたら27歳。ハマさんの方も27歳。
 名台詞を吐いただけあって、今日のハマさんは一味違った。いきなり付き合ってくださいモード。即断られていたのには笑った。
 俺がつけた子はそこそこにしか日本語ができず、休日はなにしているの、とかいう質問に、
「映画とか行ったり、本当?」
 って。
 知らんがな。
 ハマさんは電話番号を手に入れた。
 1時間800バーツ、チップ10バーツ。







 1軒だけ行って、BTSがあるうちに帰りましょう、と言ってたのに、結局2軒目に。
 なんか、さいあいにかわいい子がいたのでちょっと心が揺らいだが、そうそう行くことのない、デイドリームに。呼び込みの子にハマさんが引っかかり、とりあえず見るだけと言って結局。
 ステージみたいなのができてて、そこから見下ろすドS風な女の子とやや太いがかわいい子で迷っていたら、ハマさんが両方選べよなんて余計なことを言うもんだから、ふたり選ぶことに。部屋はただにしてもらった。
 1時間500バーツ(通常は600)、女の子ひとり追加料金200バーツ。チップはあげ忘れた。
 またハマさんが口説きモードで電話番号を。
 アムから電話があり、ちょっと外に出て戻ったらカラオケ大会に。ハマさんも歌っているし、これは結構酔っているのではないかと思われ。
 後半、ハマさんがAKB48を探し始める。いや、これは日本のカラオケだからタイの映像みたいに本人は出ないですよ、と言ったのに大丈夫って選曲。会いたいとかそんな名前の曲。で、当然本人らは出てこないから、どうすんですか? ちゃんと歌ってください、ってマイク渡したら歌い始めた。なんで知ってんだよ、というツッコミをよそに完全に歌いきってた。
 終わって外に出て、歩いてきた女の子を、この子が今日一番かわいい、とナンパし出しまた電話番号を入手するハマさん。
 そのあとタクシーを捕まえに通りを行ってたら、俺、さっきの子と飯に行きたいんだよね、と今までに見たことのない積極派になっているハマさん。でも結局、どの番号がどの子かわからなくなってて撃沈してた。
 ラマ4まで歩いていたら、キャミにホットパンツの女の子がうしろからぶつかってきた。首から下はありありだが、顔は超ブサイク。というかおばさん。で、その人のうしろをずっと歩いてたんだが、タイ人の男たちが次々に声をかけてた。誰でもいいんか、おまえら。
 ハマさんは電話に夢中だったのでそのままタクシーに乗って帰ってきちゃった。
 家について、アムにぶん殴られた。くっそ、アカデミーファンタジアめ。アムが夜更かしすっから迷惑この上ない。