バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ネネの砂場と確保した水と人体実験と

 今日はなんもしない日にしようと。この1ヶ月半くらいは休みなく書いているので。まあ、1日当たりの実働時間は4時間もないから会社員の方々よりは楽勝かもしれないけどさ。
 しかし、会社辞めてよかったな、今のところ。精神衛生上にもよかったし、なにより、子どもの面倒をアムだけでは見切れないからね。多くの人は家族の協力(それはだいたい実家が多いだろうけど)があったりすると思うけど、アムの場合母親がだめだめなのね。タイ人の悪い部分の象徴を見るような目で俺は見ているわけだけども。俺も役に立つわけではないけど、いないよりかはましかなと。それに今回の洪水の水の確保もアムだけではできなかったし。あとは収入さえもう少しあれば!
 今日は昼間、ネネが砂場に行くというので付き合った。下の家の子も。
 俺はなんか、子ども好きじゃないのかな。下の家の子とか、なんか相手にしたくない。まあ、俺が嫌いになるのに理由がひとつだけで、ばかにしたような目でこっちを見る人が嫌いなので、なんか注意した際にそういう目で見るのが許せない。子どもだからってアムは言うけど、許せないものは許さない。近所にいる何人かの子どものうちこの子とイギリスハーフの男の子だけがそういう顔をする。まあ、やっぱり周りにも嫌がられている感じはするな、そういう子は。




 確保した水が漏れてた……。
 たぶん一袋だけなんだけど、どれかわからない。水がたまると蚊がわくだろうから気をつけないと。




 人体実験というか、検体試験(っていうんだっけ?)をした。
 アムが作った干し肉をアムが臭いと言い出し。こんなもんなのか、と。まあ、こんなもんな気もするし、やや臭いような気もするし。これで作り方合っているのか、だって。知らねえよ。大体アムが作っているところ見てないし。日向にガン干ししようとしてたから、通気のいい日陰に干すんじゃないの? とは言ったけどさ。
ひとつ揚げてみるから、食べてみて。それでお腹壊したら捨てるわ
 ちょっと待てや。なんで俺が食わないといけないんじゃ。
 確かにアムが食べてお腹壊しても困るし、俺しかいないけどさ。
 20代始めのころに検体だっけ? なんていうんだっけ。薬の人体実験のバイト。あれに登録してたのを思い出した。検体は医学解剖実習の遺体提供か。なんていうんだっけ。
 池袋のところで登録してた。これは小学校からの友人のTから紹介を受けたんだが、結局、1回だけ補欠員で病院に泊まっただけだった。数人が前日夜に集められて、健康診断を受けながら泊まり、翌朝に再度検査をして薬を飲む。そのときに健康状態が悪く外される場合もあれば怖くなってやめる人もいるので、その補欠に。それでも1万とかもらったような気がする。結局飲まない方が時間給に換算するとよかったような。ちなみにTは3週間くらいの長期のやつに参加し、何十万かもらってた。基本は病院内缶詰なのでまんがとかゲームとか揃っているらしいが、ときどき映画に連れていってもらったり、1000円渡されてゲーセンに連れていってもらったりするんだってさ。成人した男たちが引率されて出かけるってシュールだな。
 で、結局食ったよ、1個
 まあ臭くなかったし、干す前に漬けたたれがしょっぱいってくらいじゃないかな。
 明日、死んでたりして。これはある意味、洪水の被害者だよね。