バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ネネの誕生日

 ネネ、5歳の誕生日
 今朝、バンコクは急に冷え込み、長袖着て歩けるレベル。ネネが生まれた日も、朝、すごく寒かった。あれから5年が経ったのか。早いもんだ。初めて抱っこしたときの軽さ、小ささ。今じゃ、べらべら喋るし走り回っているし、人間ってすごいもんだな。さらに、まさかの弟まで。ネネが生まれたころには想像もつかなかった話。
 誕生日プレゼントはなにがいいかわからない。コロコロ変わるし、俺なんかがそうなんだが、ほしいものをもらったほうが嬉しいから、ネネにも直接選ばせようとケーキを買いにいくついでにネネを連れておもちゃ売り場に行った。全部見てから一番ほしいものを選ぶんだよ、と言ったのに一番最初の棚のおもちゃを指して、これ、って。いやいや。ちゃんと選ぼうよ。で、わかった、と言いつつ、隣の棚のを指す。だから……。後先を全然考えないイサーンチックな思考。しまいには、60バーツのぬいぐるみのハンマーをほしいと言い出し、俺が選ぶことにした。昔からあるトミーのプラスチックの木のお家とかなんとかいうおもちゃと、木製の台所セット。この2択にさせたら散々迷い、木製台所になった。
 そのあと、次に行くカンボジア取材用のドルを用意したり、その取材でバックアップ用に使うUSBメモリーを買いに行った。USBは32GBがほしかったのだが、洪水の影響で売り切れかつ入荷予定なしだそうで。困った。
 家に帰り仕事。その間にパーティーが始まり、子どもたちやお母さん連中の声がリビングから聞こえてくる。で、仕事が終わったときは半分帰ってた。
 ビール飲みながら残ったお母さん連中と話をしてた。おじいちゃんは元気か? とか、田舎に帰ったときにおじいちゃんにおみやげを買うつもりだがなにが好きなのか、とか、おじいちゃんはいつ来るのか、とか。おじいちゃんの話だけ。
 子どももみんなハーフ。母親はみんなイサーンだけど。ロシア、オーストラリア、アメリカ、イギリス、そしてネネの日本。国際的だが、みんなタイ語で喋っている。
 みんなが帰ったあと、日本酒を飲んだ。とっておきの。ひとりパーティー。これが一番よかった。