バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

大晦日にまさかの

塀のすぐそこまで煙が!

 明日から3日間ソンクラーン。タイの旧正月だね。というわけで、今日は大晦日。でも、仕事。延ばしに延ばしている仕事やらが溜まっているし、来週はラオスで再来週は日本と、アウェイではできないというか鈍る取材とかの工程もあるんで、今のうちにやっとかないと、と。なので、14日15日も仕事さ。でも、会社員やっているときよりはなんかいいよなって思う。みんなに明るくなったと言われるし。元々明るいんだけどね、なんも考えてないから。
 で、明日はネネを水掛けでワートレに連れて行こうと思っているので、今日はがっつりやっておきたい!
 って思ってたらよ。外で救急車か消防車のサイレンがずっと聞こえているの。大通りで渋滞にはまっているのかな、なんて。そんであまりにも長いから、10分くらいして外を見たら煙がすごいの。どうも隣の敷地辺りが燃えているみたいな。煙と灰が飛んできてて。見に行きたいけどマスター寝ているし、ネネとアムはフライングで水掛けやりに行っているしさ。仕方がないので仕事を続けた。
 そんでまた15分くらいしたら外がものすごい煙。部屋が西側なので、午後は光で画面が見えないからカーテン閉めてんだけどさ。ちらって開けてみたら仰天。家の前まで燃えてるし! 家の前は謎の湿地帯で、そこの草に燃え移ってんの。ぱきぱき、草とかが燃えている音が窓閉めているのに聞こえてくる。
 これは激しくやばいと、パソコンやら仕事に関係あるものをすべてかばんに詰め、パスポートやら必要なものも持って。ちょうどネネとアムも帰ってきて、ダッシュで逃げた。冗談抜きに危機を感じたね。
 貴重品とかちゃんと持ってきたし、俺、ナイス、と思ってたら、シャツが穴あき、ハーパンもベルトなしってみっともない状態。普段は仕事するときは気分的にちゃんとした格好をするんだけど、今日に限って……。
 避難ついでに日本に帰ったときの土産物をビッグCで購入。暇だからこんなことしてた。

 考えてみたら、家戻ったら燃えてっかもしんねえよな。なんて思いつつ。
 で、3時間後に戻ったら鎮火はしてなかったけど、どうにか家は燃えていなかった。ただ、キャンプ場の匂いになってたよ。煙の匂いというか、焚き火の匂いというか。
 赤服のときも去年の洪水のときも逃げずに済んでいたのに、まさかソンクラーン前日にこんなことで逃げることになるとはね。しかしまあ、最初に燃えているのに気がついてから逃げるまでの火のまわり方の早いこと。火事、怖えええ!