バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

レスキュー

Tan-BKK2009-03-08

 昨夜も何もなく。
 不況のせいか、車も少なく、たぶん遊びに出かけている人も少ないのではないか。
 最近スティサン署では夜中ラチャダー通りのところで飲酒検問を実施している。
 そんで、それらを回避するために手前の交差点でUターンするなりして逃げる輩が続出。
 そんな中、スティサン署直属のボランティア警官らがUターン地点で待ちかまえているのだが、どう見てもやり過ぎ。検問方向へ行こうとしていないバイクの奴らまで捕まえたり、またバイクの方もアホなので逃げようとするものだから引き倒されるなどむちゃくちゃ。
 いったい彼らはどこまで権限を与えられているのか。

 などと思っていたら、引き倒された男の父親が怒鳴りつけにやってきた。どいつだ、みたいな。ぼろぼろになった安物の服。だいたい俺らは遠巻きにしか見ていないから、どの時点で捕まった奴かわからないし。まあ、たぶんだが、解りづらいが写真の連行されている裸の兄ちゃんなんだよね、それ。
 おっさん、俺にまでどいつだって訊いてくるし。
「あいつらに訊け」
 と、命令口調。もしかしたらそれが怒りを増長させたのかもしれないが、まあ、俺には関係ない。
 そんで、警察のボランティア隊員らは呼び出されて、説教。
 どうやら父親は新聞記者らしく記事に書いてやると息巻いているらしい。
 親が馬鹿だから子どもが頭痛い、と書くつもりか? 確かにやり過ぎだと思ってはいたが、だいたい、逃げ出したのはそいつで、なにかまずいことがあったからだろうが。
 新聞記者くらい頭使う仕事しているならまともかと思っていたが、タイの5流記者辺りはこんなものか。
 基本逃げるのはバイクだったが、1台、ホンダのシビックが逆走で逃げてた。連中はなんか硬いもので車を叩いてた。
 絶対、やり過ぎだ。
 4時になって帰る。
 不況の影響が生脚にも及んで、そのために街中に生脚ギャルが歩いていないんだとハマさんと熱く語りながら帰った。