バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

レスキュー

とりあえず兵隊見ました

 世間的には平日なので、出勤率も低いし、ボスら全員、今日は3時には帰ると。
 というか、今日来たということは明日休みか? とか、いいよなぁ、え? 日本人は休みなのか? とかボスに散々言われる。
 スティサン署の我々が待機する角にM16を持った兵士が5人待機していた。
 スティサン署へ向かう途中、文化会館通りのパブ街の前を通ったが、オープンしているけど人が全然いなかった。それに加え、みんな平日気分で待機しているので、あ今日は何もないんだろうな、と。
 無線も一発だし、というか、無線が全然聞こえてこない。何もないのだね。
 1時ごろ兵隊さんたちも移動開始。
 あまりにも暇で、ひとりは自分の車の片付けまではじめたし。したら日本語の「特製タイの米」というステッカーを持ってきてこれはどういう意味だ、と。新米という意味かと訊かれたが、いや、品質がいいとか特別のタイ米ってことだ、と。聞けば彼はCPの米のセールスをしているらしい。そんで、業者用のカタログを見せてもらったんだけど、ちょっと勉強になったよ。
 カオホームマリ、つまり香り米、ジャスミン米だね。これは新米と古米があるんだって。新米はまあ一般的に使う米。古米は1年以上サイロかなんかに保管していて、カオマンガイ蒸し鶏のせご飯)の米やカオモック(サフランライス)などに適しているんだそうだ。いろいろあんだな。
 それで車の中からソンクラーンのときに使う香水みたいなやつがみつかって、ボスと副隊長にワイをみんなでした。副隊長は「よく眠ってください」という返し。隊長は「子どもが10人できますように。っていうか10人子どもができたらどんだけ収入が上がんなければならないかわかっているか、田中!」という返し付き。どうしろと?

↑ボス

↑副隊長
 もう暇で暇で、来るんじゃなかったと。
 そしてやっと夜中2時半になったところでおすぎらが登場。いろいろと話をしていたら、タクシーが入ってきた。
 先週のブログで書き忘れたんだが、先週スティサン署に到着したら気持ち悪いおばさんがいて、俺が無線しようとするとついてきたり。頭のねじが数本抜けている、浮浪者かなんかかと。格好もぼろぼろで薄汚いし、数ヶ月風呂入っていないんじゃないかってくらい汚れているし。
 で、入ってきたタクシーから、なんとそのおばさんが降りてきた
 ボスとか「うわ、なんだあいつ。なんでタクシー乗っているんだ」とか「ここがあいつの家かよ。なんでここにタクシーで戻ってくるんだよ」とか言ってた。
 よく見るとこれまた薄汚いおばさんがタクシーに乗ってて、送ってきたようだ。気持ち悪い。
 この間と違って短パンに、ぼろぼろだがプリントがしてあるTシャツみたいの着てて*1、またボスが「うわ、あいつ絶対ソンクラーンにどっかに遊びに行ってるよ」とか。
 おすぎらは逃げるようにどっかに行ってしまった。
 え〜? って思ってたら、俺も帰る! ってボスとかも車に乗ってしまうし。
 俺も急いで車に飛び乗ったよ。緊急出動より早くね。しかも俺の車おばさんの横に停まってて、振り返ったらボスとかもういないし、おばさんももう帰っちゃうの? って言ってるから急いで鍵閉めた
 怖ぇ〜。
 出るときに見たら、おばさん、ベンチに乗って、交通機動隊の待機事務所の便所の換気扇から中を覗いてた。
 怖ぇ〜。

*1:あくまでTシャツではない