アムのお母さんが帰る
アムのお母さんが帰っていった。
なんか俺も気を使って早く帰宅したりなんかして。
どうやって帰るのかな、って。普通のタイ人は長距離バスで帰るんだけど。長距離バスは北部や東北部へ行くにはモーチット*1、南や西部へはサーイタイマイ*2、西へはエカマイ*3のバスターミナルがある。それこそ走っていないエリアはないというほど、たくさん路線がある。
ある意味やっぱりな的な、さすがアムのおかんというか、帰りは鉄道。
激メンドくせぇぇぇぇぇ。
送んなきゃダメ? ねぇダメ?
タイの鉄道駅は始発駅が何ヶ所かあってスンゲェ離れてる。インドもそうだった(←関係ねぇけど))。メインはホアランポーン中央駅。
でも俺、嫌いなんだよね、ここ。
なんか切符を買おうとすると、まわりにたむろしているこざっぱりした格好の兄ちゃんたちがワラワラ寄ってきて、私はタイ政府が認めたガイドです、とかなんとか言いながら身分証明書を持って近づいてくる。厄介なのはその身分証が本物なんだよね。で、行きたいところを訊いてきて、あ、その列車は行ってしまいました、今日はもうありません、とかぬかしやがる。朝の10時やぞ?(←そのときの話)) だいたいアユタヤへ行こうとしてたんだけど、北部に行く列車は全てアユタヤを通るっちゅうねん。なんで? ねぇなんで? すると、列車はないけどバスがある、とかって外のツアー会社へ連れて行かれる。ただのワンボックスカーで一人3000バーツだと。アホかっっっ!! タイには長距離乗り合いタクシーのようなワンボックスカーがあって、アユタヤまでバンコクから50バーツくらいじゃない? 何倍ボル気よ。で、買わずに駅に戻って窓口に行ったら普通に切符あるし。20バーツくらいだし。
あれ? なんてケロッとした顔でまた連中が近づいてくるし、時刻表くれよ、っていうと本物をちゃんとくれるし。アメージング。時刻表も本物だし、ないって言ってた列車も時刻表にちゃんとあるし。
アムの姉ちゃんが切符を買いに行った。上にあるでっかい電光掲示板に、プラットホーム8番って書いてあった。何を思ったか、姉ちゃんは8番窓口に並んで切符を買ってた。10いくつも窓口があって、たまたま8番にひとり人が並んでて他は空いているというのに、8番に並んでた。アムの姉ちゃんだと思った。