バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

バンコク 裏の歩き方

本の表紙

 流通経路にも本が乗ったようで、いよいよ月末には日本全国の書店に並びそうな感じ。
 なので、ここでちょいと本の紹介を。







バンコク裏の歩き方』 (彩図社

http://www.saiz.co.jp/pages/bookisbn.php?isbn=4-88392-786-9

(彩図社の内容紹介から)
究極の欲望都市バンコク、その表と裏を遊び倒す!

[内容]
 世界中から多くの観光客が訪れる、アジア随一の歓楽街、タイ・バンコク。その目的は様々だが、なかでも多いのが、タイ特有の振り切れた特異な雰囲気を味わうため、という理由が多いのではないだろうか。
 タイ嬢が妖艶に微笑む夜の繁華街、思わず息を飲む狂気のB級観光スポット、いまだに裏で取引されている非合法ドラッグ、街の片隅に軒を連ねる危険な「スポーツショップ」などなど、日本では決して体験できないアトラクションの数々が待ち受けているからだ。
 本書はバンコクの通による裏のガイドブックである。市販のガイドブックには決っして載ることのない衝撃の「裏事情」を、濃すぎる視点で紹介。
 本書を片手に夜のバンコクにどっぷり浸るも良し、マニアも仰天する脱力B級スポットを巡るも良し、デンジャラスなバンコクのアングラ地帯に潜入するも良し……本書を読めばさらなるタイの魅力を発見できるはずだ。

[著者略歴]
 皿井タレー(さらい・たれー)
 1996年末からバンコクを拠点とし、韓国・香港などアジアを漂流。タイに関する著作が多いが、2010年の『バンコク外こもり』(河出書房新社)、『ソウルの暇人』(電子書籍)が話題に。近況や連絡先は“メイドインタイランド”でネット検索を。

 高田胤臣(たかだ・たねおみ)
 1977 年生まれ。20歳のときにタイに死体を見に来て以来、タイ好きになる。2002年からバンコク在住で、報徳堂のボランティア隊員になったり、タイ人嫁をもらったり、日本から徐々に遠ざかりつつある。ひとり言的ブログは、http://d.hatena.ne.jp/Tan-BKK/にて。

 皿井さんのサイトは下記。
メイドインタイランド β - livedoor Blog(ブログ)

 気になる内容詳細は以下。

【第1章】ハッスル・ナイトライフ
ありきたりな夜遊びガイドブックの情報では物足りないという、ムダに探究心旺盛なバンコクリピーターに捧ぐ

【第2章】タイランドマニアックツアー
参加するのがためらわれるアクティビティーから極私的な体験報告まで……知らなくてもいいタイの旅行情報を貴方に
   
【第3章】バンコクアンダーグラウンド
ドラッグや拳銃の販売、詐欺など、タイのアングラシーンから。ジャンキーに塀の中の売人、殺し屋……みんな、やってるかー?

【第4章】デンジャラスバンコク24 時
深夜のバンコクは危険がいっぱい。繁華街で実際起こった事件・事故の現場から、リアルすぎるレポートをお届け

【第5章】旅のお役立ち情報
使える安宿から中級宿、レストラン、お土産まで、バンコク滞在にものすごく(?)役立つ現地情報を、いきおいよく紹介

 共著ということで分担で作業を進めてきたわけだが、取材と称しての突撃夜遊びとか、いろいろと貴重な体験をした。パタヤ置屋、ルンピニーの立ちんぼゾーン、麻薬の売人のインタビューなど数えきれないくらいの思い出ができたね。銃砲店で根掘り葉掘り聞き込みをしていたら睨まれたり、真夜中にあまりにも怪しすぎたのか警察に止められて車を降ろされての車内総検査をされたこともあったし、街灯もない真っ暗な道をひたすらネタを求めて走ったりもしたっけ。
 そんな中でやっぱりお勧めしたいのは俺の得意分野であるレスキューネタでしょう。第4章は今まで見てきた数々の現場の中でも印象的だったシーンを抜粋して書いた。報徳堂をはじめタイのレスキューっていうのはタイ人の縮図というかね、事故の当事者だけでなく隊員の面々もみんなしてひっちゃかめっちゃかで、いろんな具材をぶち込んで煮込んだスープのような世界で。こんな世界にもう6年もいるんだなと思うと感慨深いね。体力が続く限り、いつまでも続けていきたいね。第4章以外にもレスキューの訓練だと言われ騙されるように放りこまれたタイ軍への体験入隊の話もあるので、そちらもぜひ読んでいただければと。
 実は今回の取材の数々の中で、できるだけ新しい情報をと思い、インターネットでの事前調査はほどほどにバンコク在住の日本人の方々にも取材協力や情報提供をいただいた。中でも、このブログへの登場回数No.1を誇る、大先輩であり年嵩の友人であるハマさんの協力が一番多かった。いつもながら大感謝です。
 それから、以前の職場の関係での取材で報徳堂に突撃同行をして無理やり頼み込んで仲間に入れてもらって以来、いつかどこかでひとつのピリオドとして発表できる場があればと思っていたところ、本を出版という夢を叶える機会までも与えてくれた皿井タレーさんや彩図社の方々には、感謝しきれないほどの感謝をしています。
 出版されるまではやっぱり細かいところは秘密にしておきたいので、店頭に並んだあと、それぞれの内容に対する裏話を暴露していきたいと思う。
 では、本屋で見かけたらぜひぜひ買ってください! よろしくお願いします!