バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ちょっともやっとする

 ちょっともやっとすることがあり。まあ愚痴なんだけども。
 ある同業者がなんなのこいつって感じというか。
 お互い売れないライターとして、かつ本当は小説家になりたいよねなんて楽しく話していた人がいるわけよ。ときどき会ってはいろいろと語り合ったりして、同業の仲間っていいなあなんて思ったものだ。
 とはいえ、俺なんかも生活があるわけで、夢で食っていけるならそれこそ素晴らしいことだけども、まずは仕事をして稼がなければならないと。子どもも妻もいるわけだし。でも、なんにしても書く仕事をしたかったので、俺としては日々の仕事も楽しいとは思っている。なので、書く仕事以外はしたくない。というか、できないんだけども。
 だけども、こいつは違うんだ。そもそも日本に住んでいるのに全然ライターの仕事を取っていない。基本的には依頼されてやっているのか、俺みたいに自分から取りに行ってはいないみたい。出版社が東京なんてたくさんあるんだから、100軒周ればそれなりの人脈ができるでしょうに。
 で、仕事をもらってもやらなかったり、そのくせ、1文字2円以下の原稿料なんてプロのライターの仕事じゃないって言いだしてた。ツイッターに書いてたんだよね。俺、見てしまったよ。
 その少し前に、なんとかして稼ぎを確保するためにも安い仕事であってもやっていかなければと思っているという話をしたんだよ、俺。クラウドワークスみたいなのでも定期的に長期間やれば、月に30万円くらい稼ごうと思えば稼げる。でも、1文字1円とかそれ以下のものも多い。それでも俺は家族のためにはプライドもなにもないと思うんだ。
 そもそも、仕事してないライターがプロの仕事じゃないってどうよ。アマチュアじゃねえか。
 一般的にライターは儲からないとは言われるけど、でもやり方によっては普通の会社員並みの稼ぎを得ることってそう難しいことじゃない。特に日本に住んでいればなおさら。出版社の人ってみんな優しいんだよ。これマジ。困っていたらみんなが助けてくれるっていう世界なんだよ。だから、あいつみたいなのならなおさら、すぐにたくさんの仕事が舞い込んでくる。
 でも、自分は書きたいことしか書かないってさ。村上春樹だってエッセイで編集者にダメ出しされるってなことを書いてたよ。書かないライターがどんな大物気取りかっていうの。
 大体、1文字2円以上の仕事って無名のライターにはなかなか来ないよ。俺だってこの前の「バンコク 裏の歩き方」は執筆量から言ったら2円にもなってないんじゃないかな。ってことは、もう書く仕事はしないってことなのか? だったらなおさらライター気取るなって。プロに失礼だわ。
 噂では飲食店とかコンビニとかで不定期でバイトして食いつないでいるとか。いやいや。ライターの方が儲かるって。大体小説を書きたいっていうなら、なおさら出版業界に顔をつないでおけば、もしかしたら漫画原作とかそういう形で創作の部門に入り込めるチャンスだってあろう。いい歳して客観的に戦略を練ることもできないのかよ。
 って、思うとなんかもやもやしているわけで。
 とりあえず人にかまっているわけにはいかないので、ホントそんな奴は無視してがんばらなければね。
 最近体力の低下を強く感じている。書く仕事も座っているだけに見えても集中するには肉体的な体力も必要なんだよね。ってことに今さらながら気がつき。
 なので、ホント走ったりとか運動しなければなあと。ただ、今週は取材で1週間ほどクイッティアオ屋台を1日3軒まわるという仕事が入っているので、7月に入ったら…。マジマジw いつもならダイエットのためにと思ってたけど、今回は体力をつけるための運動。だからこれまでとは意識が違うw マジマジw
 あと、今月20日のDACOは誰か見たかな。表紙、中身ともに子どもたちと俺のオンパレード。フェイスブックにあれだけアムの悪口書いておいて仲良し家族風な写真が表紙に上がったのに関しては、この写真でオチを作るための布石として長きにわたって悪口書き続けてきたみたいな達成感があったw