バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

息子の日本語が80年代の欧米人みたい

 息子の日本語語彙がわずか3つなのだが、そのラインナップがおもしろいと思った。

  1. おはよう
  2. おいしい
  3. 日立

「おはよう」は朝、顔を合わせたら言うようにしているので、憶えているのだろう。「おいしい」は、タイでは緑茶ブランドで最も有名なのが「オイシ」なので、それで知っていると見られる。

 そして、「日立」。なんか80年代のアメリカとか中国の映画とかに出てくる、「なんとなく知っている日本語を羅列してみました」の中に企業名があるような、そんな雰囲気があるね。しかもなぜ日立? と思ったら、息子の趣味に関係していた。

tan-bkk.hatenadiary.org

 このうちの現在の趣味である鉄道に関するもので、早いものでは1956年に日立製のディーゼル機関車がタイ国鉄に5両ほど納入しているらしい。

http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1958/06/1958_06_07.pdf

 そこで憶えた単語のようだ。なんでこんなこと知っているんだろうか。ホント集中力あるな。

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ホアランポーンに来ていたパシフィック型蒸気機関車の前で。

 ちなみにだが、上の娘はオレとは日本語を話さないが、そこそこ単語力はあるっぽい。うちの両親もまだ元気だったので、娘が小さいときには何度もタイに来ていたので、わりと日本語に接する機会が多かったというのもある。また、娘はオレに似て食べることが好きなので、食への興味が強い。それで和食関連の言葉をよくネットやマンガなどで見ているようだ。

 息子は食にまったく興味ないし、日本へもなんだかんだ2回くらいしか行ったとことがないので、日本語もまったく知らないだろうなと思っていた。だから、たった3つとはいえ、一応知っているんだということを知り、ちょっと驚いた。

 うちの子どもたちはインターナショナルっぽい学校に通っている。私立なんだが、授業は英語も多く。しかし、生徒の大半が純タイ人だ。純外国人はまずいないだろう。うちを含めてハーフの子どもでさえも数えるほど。

 そんな偽インターナショナル校で、英語発音はタイ人のクセがばっちり入っている授業とはいえ、幼稚園から英語を学んでいるので、英語の語彙力はある。オレが小1小2なんて、ハローとかサンキュー、ディスイズアペンくらいしか知らなかった。オレの年代なんてみんなそうじゃなかったか? ちゃんと英語を勉強したのは中学から。でも、息子でもそこそこに英単語は知っているので、時代が違うというか、なんかすごいなと思う。