息子の趣味遍歴
noteを始めたと書いたら、早速Twitterで紹介してくださった方がいた。
ITに弱いから、どうやってみつけたのか。ある程度記事が蓄積されてからSNSで言おうかと思ってたので、誰にも言っていない。このブログだって、しばらく更新してないのだからチェックしてたとも思えないし。不思議だ。
今回は息子の話を。
息子の興味の遍歴がちょっと変わっている気が・・・
息子が赤ちゃんのときから今に至るまでの興味の遍歴が変わっているなと。前後の記憶違いや忘れているものがあるかもしれないけど、下記のような感じだったはず。
爬虫類
↓
救急車
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サメ
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ドラム
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爬虫類
2歳3歳のころはヘビとかワニにハマって、ゴムの人形を常に持って歩いていた。自宅近くに「サムットプラカン・クロコダイルファーム&ズー」があるので、そこにも行きたがり、何度も行った。日本人の中では最もここに行ったことがあるのではないかというほど。
ちなみに、ここは外国人料金設定だ。チケットブースでうまく騙してタイ人料金で買えても、もぎりでまたチェックされるので、結構厳重だ。というか、こういう二重料金が存在している時点でタイもまだまともな国ではないなと思う。
あと、去年BTSが延伸したので、ケーハ駅からタクシーかバイタクで行けるようになったので、ワニ園も都会に近づいた感がある。
そんな息子はヘビのおもちゃを常に持ち歩くため、市場に行ったりするとときどき驚かれてしまった。おかげで近所の市場で息子はちょっとした有名人になった。
救急車
トミカの救急車が家にあった。これもちょっと変わっているんだが、娘が3歳くらいのときにトミカが好きでいくつか買ってあげていた。そのうちの救急車が残っていて、それをみつけてから救急車が息子の琴線に触れて、ヘビを手放した。
そして、トミカを常に持って歩くようになった。また、タイなんかは事故事件が多いことと、自宅が病院の隣にあるので、救急車が年中周辺を走っている。そうして息子はトミカで遊ぶときには救急車のサイレンを真似て遊ぶように。
好きになったら一点張りの息子は、毎日毎日サイレンを真似て遊んでいて、段々とうまくなってきてしまう。それで、近所の市場に行ったとき、トミカ片手にリアル・サイレンのモノマネを大音量でやってくれて、市場の人たちが事件があったのかと周囲を見回すことに。ヘビ、やめたのか? と多くの人に言われた。
サメ
爬虫類からの延長なのか、救急車をある日突然やめて、ひたすらにサメを追うようになった。幼稚園に入ってからかな。スマホでサメの動画を延々と。おそらくタイ語のサメ動画はほぼ見尽くしてたと思う。幼稚園ながらメガロドンにやたら詳しかった。
それでやっぱりサメのおもちゃかぬいぐるみがほしくて、おもちゃ屋に見に行った。息子が選んだのはかわいいサメではなく、リアルなやつだ。当然ながらこれをまた市場に持っていくものだから、市場の人からは「救急車は?」と。
ドラム
子どもたちの学校は幼稚園から高3まで全部ある。とはいってもカリキュラムの時間が違うので、息子の方が早く終わり、1時間くらい学校で待っている。
小学校クラスだとクラブ活動もあって、音楽クラブもある。人気があって息子は入れなかったようだが。外から見ていて息子はドラムに興味を持ったようで、ネットでドラムセットを調べたり。
そのうち買ってくれと言われて。いや、そんな高いの買えないし、そもそもの話、置くとこもなければ、ドラムを叩ける家ではない。
一度夢中になったら収まらない息子は、菜箸を手に自宅のあらゆるものを叩き始めた。2018年8月ごろの話だ。
そして、ちょうど同年9月ごろに日本に行く機会があったので、秋葉原のヨドバシカメラに行って、電子ドラムを買ってあげた。シリコンパッドでできている薄いやつなので、かさばらないし、スピーカーの音量を絞ればコンドミニアムでも叩けるし。
ところが、オレが日本に行っている間に息子のドラム熱は急速に萎んでしまい、電子ドラムは1ヶ月もしないで遊ばなくなった。
蒸気機関車
今まさに夢中なのが蒸気機関車だ。ドラムの直後にプラレールで遊び始めた。3歳くらいのときに買ってあげていたのだが、全然興味がなく、たまに遊ぶくらいだった。オレなんかは買ってもらえなかったので、息子には買い与えたかった。まあ、親の都合だしなと思っていたら、いきなり遊び始めた。
たぶん、動画サイトで「機関車トーマス」を見始めたことがきっかけかなと思う。幸い、手持ちの列車に蒸気機関車もあり、それで遊び始めた。誕生日にはトーマスのプラレールも買った。
そして、2019年7月28日の国王誕生日に、バンコク駅(ホアランポーン)発の蒸気機関車を観に行き、完全にSLの虜に。この機関車は1949年の日本製で、ほかにもタイには可動状態の日本製機関車が5両ある。
タイのSLの話は「海外ZINE」や「ハーバービジネスオンライン」でネタの使い回しをしているので読んでいただければと。
5両の機関車はすべてトンブリー機関区にあって、一般人も(本来は違法だと思うが)入ることができて、イベント以外でも見学できる。
その可動状態のもののうち、C56という機関車がある。これは年1でカンチャナブリを走る。
この車両は1932年とかの製造で、タイでは713号、715号という番号が与えられている。息子は7月15日生まれなので、715が特に好きで、これもまた何度もトンブリー機関区に連れて行っている。
その後も息子の機関車熱は半端なくて、タイ語動画の鉄道関係のものはほとんど見尽くしたのではないか。バンコク駅駅舎の中にホテルが昔あったことや、ディーゼル機関車の型番とかもやたら詳しい。
驚いたのが、先のC56の713と715に関係する話だ。714はどうしたんだろうか、と。これもちゃんと息子は調べていて、バンコク駅8番ホームの先に静態保存していることを突き止めていた。
この714の存在を知っていたことを見て、息子の中に日本人のオタク気質を感じ取った。