バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

喫煙者に戻るってホント簡単だな

 10年タバコをやめていたが、2018年3月ごろから吸うようになってしまった。

 きっかけはベトナムだ。

 ハノイは気質的に冷たいとよく言われていて、実際、屋台でひとりで飲んでても話しかけられることはまずない。一方、南国気質のあるホーチミンだとバンバン話しかけられる。そのときにベトナムの人はお近づきの印にとタバコを差し出してくることがある。ベトナム人ってあれだけ中国を嫌っているのに、その点はなぜか中国人っぽい。

 それで2018年3月に行ったときに、そもそもオレはなんでタバコをやめているのかなと。子どもも大きくなったし、まあ家で吸うわけでもないし。というわけで、そのときの滞在に10年ぶりくらいに自分でタバコを買った。

 とはいっても、そもそもそんなにタバコの量は多くなくて、それ以前も酒を飲んだときに吸うくらい。別にタバコが好きでもないし、おいしいと思わない。かつては「ミッドナイトラン」という映画でロバート・デ・ニーロマルボロを吸っているのを見てかっこいいなと思って真似してただけだ。だから、継続して何年もタバコを吸ったことはなくて、ないならないで全然問題もなく、この10年も単に吸おうと思わなかったらってだけの話。なんか、寝起きでタバコに火を点けるようになったら重症らしいね。オレはそこまでではなく。

 久しぶりにタバコを買うようになったから、持ち歩く習慣がまったくなく、バンコクで酒を飲んだら吸いたくなって買うって感じで、どんどんタバコとライターが自宅に溜まっていき。

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お父さん、ワタシのためにタバコをやめて、みたいな子どもを使うズルい写真つき。

 そして、2018年11月に日本滞在するのに、タイのタバコのエグい画像がウケるかなと全部持って行った。そうしたら、連日、出版関係者と飲んだりしていたので、そのうち酒なしでも普通に吸うようになってしまった次第で。

 まあ、ないならないで、今も月に1箱吸うか吸わないかくらいだけれども。

 しかし、タバコの値段、むちゃくちゃ上がっているのね。かつて吸っていたL&Mデーン(赤)は35バーツが38バーツに値上がりしたことだったと記憶している。それがいつの間にか100バーツ近くになっているし。

 それで、いろいろな喫煙者に話を聞いたところ、いつの間にかキャメルがタイに来ていて、それが60バーツ。いわゆる洋モクの印象があるけど、なぜかキャメルが安い。最近はタイ在住日本人の喫煙者も多くがキャメル吸っているらしいよ。

 あと、画像が占める割合も法令でどんどん増えていて、最早ロゴなんかないような状態だ。どうも次の段階ではロゴが完全になくなるとか。そうなると中身とか違っててもわからないよなあ、オレみたいな味のわからん喫煙者が買っても。