バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

なぜレスキューに

昨日は出動どころか自宅に引きこもってたので、レスキューしてない。なので、なんで隊員になったかという経緯を。
そもそもなんでだかわからないけど、死体が好きだったっていうのがある。ともだちの家で見てたビデオの影響*1かもしれない。漠然と、見たいなぁ、なんて思ってたら、釣崎氏*2の話を別冊宝島で読んで、タイ行けば見れんだ、みたいな。で、会社も辞めたし金はあるし、でタイへ来た。航空券だけ買って*3
でもタイも近代化の波ってやつ? そんなに簡単に見れるわけでもないし。っていうか、暑すぎだし言葉がよく通じないし。やっと帰る直前で報徳堂のオフィスを見つけたって感じで*4、タイは諦めた。
その後インド行っていっぱい見てきた*5。そしたら、ま、いっか的な感じになってしまい、いつの間にか忘れてた。
それが去年冗談の思いつきがあれよあれよという間に実現して、報徳堂の車にカメラ片手に乗り込んでた。
結局タイという国にハマって、タイ語も話せるようになり、働きはじめたのがタイの無料新聞*6のオフィス。そこの企画で、冗談でオファーをかけたらOKが出たってわけ。
最初、勤務体制は24時間交代だと思っていて*7、丸1日ぶっ通しで取材した。昼間はそんなに事故もないから、とりあえず警察病院の司法解剖(行政解剖?)の部屋の所、というより死体安置所、で待機*8。腹、パックリあいちゃっている死体がワンサカあった。
本隊員は朝6時から夕方6時までの12時間交代。
俺は24時間で申し込んじゃってたからそのまま朝まで。平日だったこともあり、夜は何にもなかったっけ。
後日、ちょっと学習した俺は、金曜の夕方からまた取材。あの日は大当たり!!*9 夜中の3時ごろ。バンコク郊外*10の真っ暗闇の中の殺人現場へ。そのときは詳細はわからなかったけど、次の日新聞を見たら*11「12歳の少女、強姦後殺害され燃やされた」が見出しだった。へこみました・・・・・・。
でも変な言い方かもしれないけど、楽しいんだよね。殺人現場とか死体になってる場合はもうどうしようもないけど、怪我人とかは病院に連れて行くでしょ。いいことしてるんじゃない? ええ、自己満足っすよ。文句あります? だからボランティアの隊員にしてくれって、報徳堂の上の方の人に頼み込んで、ボランティアのボスを紹介してもらったってわけ。
全然話し変わるけど、最初の死体安置所とかに腐った死体とかあってすごいにおいを放ってて。よく言うじゃない、においが服につく、って。俺は違うと思った。記憶に残るにおいなんだよね。普段なんともないのに、焼き肉食うときとかに、あ、このにおいは! ってなったもの。

*1:「デスファイル」ってやつ。今はレンタル屋とかにも置いていない

*2:死体の写真アーティスト。雑誌「バースト」などに写真とか掲載している

*3:泊まる所とかもよくわかってないで飛行機に乗ってた

*4:ルアムガタンユーの方はすぐに見つかったけど、ミーハーなんでメジャーな報徳堂に潜り込みたかった

*5:バラナシとかカルカッタテレサハウスとかで

*6:もう潰れたウィンスポーツってところ。知ってたらある意味スゴイぞ!!

*7:先の釣崎氏の話からそう思い込んでいた

*8:サイアムスクエアの近く

*9:不謹慎だね・・・・・・

*10:サムットプラカン

*11:俺はタイ語が読めるのだだだ!!