バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ネネのツッコミとワクチン打ちとアムの誕生日と

 ネネのインフルエンザワクチン接種2回目なので、昨日病院へ行ってきた。
 病院へ向かう途中の車で、アムが突然、MJのヒール・ザ・ワールドを歌いはじめた。アムが知っているのが意外だったし、なんの前触れもなく歌いだしたからてっきり新しい演歌かと。
 歌い出してしばらくしたらネネが、止めてくれ、ってだだこねはじめた。はっきりと、止めて、とも言った。
 笑ってたら、テーンも歌えば言われる、とアムが反論。いや、そんなことはない。
 というわけで、うる覚えの「島人ぬ宝」を歌ったら、特にノーリアクション。
 ほれみ。
 で、数秒後、真顔で。
ペンアライ? (どうしたの?)」
 気が触れたとでも思ったのだろうか。



 病院に到着。
 前回来たときは80cm後半だったような気がするが、この4週間で90.4cmにジャンプアップ。寝ながら測ったから正確じゃないんだけど。立って身長を測るやつは、おとなしく立っているんだけど、何度やっても頭にのせるあれが降りてくるとさっと避けてしまうので測れなかった。それで、まだ乳児とかにやる寝転がらせてやるところに。
 前回から担当医を勝手に替えたので、早い。ちょっと待ってすぐに診察。ネネは先生を警戒して黙りこくっているが、さすがに病院での診察を憶えたのか、先生が懐中電灯を持ち出してくると、黙って口を開けて待っている。診察が終わって、アムと先生が話していると、ネネはベッドに上がりシーツの中に潜り込んで寝たふり。
 最近、ネネが独り言が多いとか呼んでも返事しないとか、アムが相談。言葉が足りなすぎだろう。案の定先生の顔色が変わる。今は言い方がだいぶ変わったみたいだけど、昔で言う自閉症ではないかと思ったに違いない。人に対してまったく興味を示さないのか、とかいろいろと訊かれてた。まあ、そういうわけではなく、おそらくテレビの見過ぎだと。でも、確かに最近のネネは呼んでも無視することが多いので、テレビは自粛するに越したことはなさそうだ。
 さて、メインイベント。
 左腕にぶすりといくが、やっぱり泣かない。
 買い物ついでにセントラル・バンナーに。
 昼はフジレストラン。メニューが変わり、ネギトロ丼とかハマチ丼とかがなくなってた。



 今日はアムの誕生日。
 29歳に。23のときに知り合っているので、もうかれこれ6年も経っているのか。
 会社を休んで家族サービスをと思ってたけど、眠くて昼間寝てた。
 夕方、車を洗車に持っていって待ってたらやたらサイレンの音が。シーナカリンのどこかで火事のようで、煙がもうもうと上がっていた。
 まあ誕生日といって特別なことをする歳じゃないね。アムなんか今年こそは俺の誕生日になにもなかったし、俺はアムに付け毛の代金も払ってあげたし、出張手当とかで浮いたお金を1500バーツもあげたし、充分でしょ。それこそ結婚してしまって歳をとってしまうと、気持ちが大事というよりも現金とかの方がいいでしょう。タイ人だし。