駐車場契約とビザ更新と郊外の居酒屋と
自家用車を会社で使うことになってメンテ代が出るということでラッキーとか思ってたが、タイヤ交換やらオイル交換、定期点検諸々で年間に2000バーツくらいしか残らない。この2000バーツを何かアクシデント発生時にまかなわなければならない。月々170バーツくらいか。無理だよ。
上司がそういうことで相談できるような人間であればいいんだが、そういう人ではないのでもう後の祭り。
手っ取り早くこの経費問題を自分で解決するには駐車場代を削るのがいい。月1900バーツもかかっているからね。
で、タイ人の営業といろいろと話をしたら、ペッブリーのムーガタが昼間駐車場を貸してくれているという。月900バーツだって。安いね。
それで今日の午前中に契約に行ってきた。
ただのムーガタかと思ったら2階にちゃんとしたオフィスがあって、しっかりとした会社として経営されている。
そこへ、駐車場を契約したいんですけど、と。すると事務の女の子が、
「ペン・ボリサット・ル・カ?」
と訊いてきた。会社ですか? と。
これを俺は勘違い。初めて会ったタイ人にはよく仕事で来ているのか遊びできているのかと訊かれる。だからそんな感じなのかなと雰囲気で回答。会社です、と。
「ギー・カン?」
とまた訊かれる。何回ですか? と。1ヶ月900バーツだということは間違いないのだが、土日とか停めると料金が上がるのか? っていうか平日しか停めないけど、直行直帰で停めない日もあるだろうし、まあだいたい23日前後じゃないだろうか。だから、
「23カン」
と。23回停める、と。23回って言い方も変だよね。
したら急に事務の女の子たちが会議はじめちゃって、ちょっと待っててください、と。
しばらくして、すいません、って申し訳なさそうに。
「トーン・ニー、ワーン・テー・10カン」
どういうこと? 1ヶ月の内に10回しか停められないの? と。ほかの日は? と。
なんか、向こうも???ってなってるし、あれ? って会話を反芻して俺の間違いに気がついた。
俺はずっと「カン」を「クラング」つまり「回」だと聞いてたが、「台」の「カン」だったわけで。
「す、すいません・・・・・・1台です・・・・・・」
事務員爆笑。
恥ずかしかった。
帰り際に、23台で来ないでね〜、ってまた笑われた。
昼前にビザ更新にまたサムットプラカンのイミグレへ。
担当の女の子が月末から産休に入る予定だったのに、昨日産むことになって別の子が来た。タイではビザは個人のものとはいえ手続きや書類などの関係で、会社に所属している場合は会社ですべてやってくれるものというのが一般的。でもうちはアホが頭なので自分でいろいろと言っておかないと何もやってくれはしない。産休に入った子は割かしやってくれてたし、引き継ぎもしたと言っていた。それなのにイミグレ来てから、前回はなんで引っかかったの? って。そういえばこの子はあまり仕事ができる方ではないと言ってたっけか。
税金の台帳で結局もめて、こんなときのためにと産休の子が手配してくれていた経理の女の子が説明するも、なかなか通りそうもない。まあこれでペナンかシンガポールか行けるかな、と。もしくはこのまま会社辞められそうだなぁ、なんて見てたんだが、もう書類は月末のビザ切れまでに間に合わないから今回はこれでお願いね、と適当な感じで経理の子が言い出して、またイミグレのおっちゃんも、ま、しょうがないか、なんて。
午前中はこれでタイムアウトだったので、昼を食べて午後にまたイミグレへ。経理の子はもう話すこともないので、ネネを見てもらう。最初ネネは恥ずかしがっていたのに、いつの間にか普通に抱っこされてアイスまで奢らせてた。
結局今日起算で60日の延長をもらう。
制服を着たよく喋るおばちゃんに書類のサインをもらったり。アムと代理の子と3人でデスクのところに行ったら、本妻公認で愛人連れてきたのかと思った! とか、次来たときになんか日本の料理作って持ってきてよ、とかずっと喋ってた。
いったいいつになったら1年のOビザになるの?
それは次回、つまり60日後に来たときにはあげるだって。
ということは次延長すると来年の10月末までがビザの期限になるということだから、来年辞めるときはボーナスもらってからがいいということだな。7月には辞められるかなと思ってたのに。
帰ろうとしてたら、我が報徳堂が経営するフアチアオ大学のバスが来た。
で、ぞろぞろと大学生が。
どうやら中国からの留学生のようで。
空港から約10分くらいのところにある居酒屋へ夜行った。
別に興味はなかったが、会社が全額出すからということで、アムとネネと3人で。いい店であれば今後使いたいというから偵察に行かされたわけで。これも酷い話で、最初、500バーツ出すから行け、って。俺が行きたいって言っているわけじゃないのになんで命令された上に一部自腹なんだよ、と。別に自分が行きたいわけではないですしなんで上から言うんですか、と抗議。したら1000バーツ出すって。誰が行くか。そんで最終的に全額と。
場所はオンヌットとギンゲーウの交差点辺り。
結論から言うとまあ大したところではないね。スクムビットのソイ24だかにある居酒屋の系列店らしい。そこには行ったことがないけど、たぶんメニューとか値段は一緒なんじゃないかな。郊外にあるということで競争する相手もいないだろうしタイ人コックの腕は上がらないんだろうね。まずくはないんだけど、バンコク市街と同じ値段で食べるならば、その値段と味がマッチしていないというか。
ただ、タイ料理はうまい。普通にまた来ようと思うレベルだった。ちょっと高めだったけどね。でも、うまかった。
残念なのはタイ料理屋で売ってないからね。こっちも居酒屋で来たってのがあるから、全体的に残念な感じ。
郊外だからタイ人ばかりかと思ったけど、ネクタイの日本人グループとかカラオケルームで日本人とかタイ人の会社の宴会をしてたから、客は多いみたい。
それとがっかりなのは、その宴会で店員がいっぱいいっぱいなのか、サービスがちょっと遅かった。俺なんかは、ちょっとにしか感じなかったけど、アムはぶち切れてた。ま、年に2回くらいぶち切れて店員に当たったりするんだけどね、この人。運悪く今日がその日だった。
あと、居酒屋なのに日本語で注文しても通じないのが残念。焼きおにぎり梅って頼んだら、
「焼きおにぎり 夢?」
って返ってきた。
夢が詰まっているのかい? 食ってみたいわ。