バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

取材かと思いきや・・・・・・

 とあるフリーコピーの業務の女の子から連絡があり、ちょっと付き合ってくれと。なんかレストランに行かなければいけないんだが、相手は日本語しかできないし、編集の担当者がビザの関係でいないというので。お! 取材か! と思って快諾。
 で、待ち合わせ場所に行ったら彼女と営業の女の子。
「行く前に事情を説明します」
 って。
 え? 取材じゃねぇの?
 どうやら広告のアートワークがよくなくて、怒っているみたい。ええ!? クレームかよ。くっそ〜。詳細言わないわけだ。
 場所はトンローの焼き肉 トンローという店。韓国人の女性が経営しているみたい。日本語も上手。
 そんで、早速掲載された広告を出し話し合い。って本当にひどい広告だ。俺が見てもひどいよ。しかも、日本語がおかしい。タイ人訳かと思いきや、タイ人が持ってきた情報を日本人が訳して書いているみたい。直訳ってやつだね。あんまり考えたくない人なのかな。ただ、そういう人がいいアートワークができるとも思えない。やっぱりモノを作る場合は想像・創造力が必要でしょう。
 怒られるのかと思ったら別に声を荒げるわけでもないし、話を聞いていればまともなことを言っている。はっきり言って悪いのはこのフリーコピーの方だわ。メニュー作成も頼んだらしいけど、それもただ写真並べただけのがきたみたい。そりゃ、怒るわ。チゲとかチヂミとか、そういうのもグループごとにまとめるんじゃなくてばらばらに入っているみたいだし。お金もらっているんだったらもっとちゃんと考えてください、って言ってた。本当だよ。
 結局というか案の定、明日資料を送るから見てくれって頼まれた。やってやろうじゃないの。
 内容はともあれ、友人の女の子もその営業の子も、一所懸命自分のところのフリーコピーをよくしようと考えてた*1。久しぶりに、前に新聞に勤めていたころの感じを思い出したよ。俺もあのころはいかにいいものを出すか、それこそ24時間どっぷり考えていたものだ。今なんかいかにさぼるかしか考えてねぇ*2。給料も今の半分、休みも週に半日あればいい方。朝から夜中は普通で、締め切り前は25時間なんて当たり前。それでも楽しかった。今はもうネネもいるしローンも抱えているから給料が安いと破綻してしまうけど、こうやって関われるならやりたいな。
 前にもこのブログでコラム書くって書いたかもしれない。あのときはまだ決まってなかったけど、本格的に手伝いを始めようと思っている。タイ在住者にはいろんな意味で有名なフリーコピー。早ければ11月20日の号からスタート。あ、テーンだってすぐわかる特集からスタートのつもり。とりあえず、初回は報徳堂ではないことは確か。

*1:日本語のフリーコピーを日本人がちゃんと考えずタイ人が一所懸命っていうのがすでに問題だ

*2:ただ、さぼることに関しては一所懸命だよ。好きなことは徹底的にがんばるし、嫌いなものは徹底的にさぼる方法を考える。小学生の時読書感想文は2冊程度を6年間使いまわしたし(しかも本じゃなくて映画で見た)、漢字ドリルとかの書き取りは学年最初の簡単なやつを書いてごまかしたり。漢字のは2、3年ばれなかったけど6年生のときにばれて担任の監視下に置かれた