バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

長男の誕生日

 タイでは誕生日を坊さんに訊きにいく。バンコク周辺だと渋滞が激しく陣痛が始まってからでは手遅れの場合がある。実際、年に数回、車で産む人もいる。警官も助産婦の資格みたいなのを持っている人もいるくらいだ。一昨年くらいだったか、タクシーで産んだ人がいて、タクシーのナンバーが7777とかかなんかで、病院についてから部屋番号も偶然7とかで、子どもの名前がセブンになったとかいう話があった。
 というわけで帝王切開が多く、坊さんに教えてもらった日に産めるわけね。
 帝王切開が主流の理由だけど、渋滞だけではないと思う。タイ人の場合、どんな形でも苦痛、つまりなんらかしらのストレスを感じることに激しい拒否反応があるような気がする。産むときの苦しさを考えれば、麻酔で楽々の帝王切開がいいって考える人が多いのではないだろうか。術後に麻酔が切れたら痛いじゃんか、という意見は不要。タイ人はまず目先の事を考えるので。
 先週病院に行って、今週でいつでも取り出せる状態*1だということで、アムはこのまえ子どもを生んだ友人が吉日の日程表を持っているというので訊いて、15日にすることにした。
 日程表って。嫌な予感。ご丁寧にその日のうちのいい時間帯まで。
 で、結局、その日のいい時間は全部埋まってる。当たり前だ。みんなでその表を見ているんだから。
 じゃあ別の日にすりゃあいいじゃんかと言ったが、アムは15日がいいんだって。なので、誰も予約を入れていない午後一になった。
 なんかがっかりみたいな感じになっているけど、そういうの気にする必要なないと思っているし、タイ人じゃないんだから、ということで納得してた。

*1:ネネは帝王切開なので今回は必然的に帝王切開