バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ストレスってあるのかもしれない

 会社員ではないので、定期的で安定した収入がないという以外、特にストレスのない生活を送ってきていると思う。書くという好きなことを仕事にでき、タイという好きな場所にいて、時間に縛られることなく生活している。

 でも、今回の非常事態宣言のような事態になると閉塞感があってつらくなる、のかもしれない。外出禁止令ではないので、今のところなんの不自由もない。

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飲食店は4/12まで店内飲食はできない(県によって期間が違う)。

 でも、店内で飲食はできないし、経済が停滞している上、先行きが見えない不安がある。

 たぶん、この先行きが見えないことがストレスになっているのかもな。

 ハノイにこの前いたときも、結局どうなっちゃうのかわからない感が半端なかった。外国人だからというだけで見る目が違う。これまでとは違う雰囲気をハノイに感じた。いや、もしかしたらハノイだったからというのもあるかもしれない。

 だいたい、外国人=病原菌みたいなのはおかしいだろ。ベトナム人だって感染しているのだから、必ずしも外国人が感染源ではないわけだし。こういう短絡的というか、無知の極みみたいなのは世の中たくさんいる。アジア圏は特にそういうのが多い。

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特に飲食関係などは問題なく営業中。

 飲食店とか薬局、銀行とかは問題なく営業している。だから、タイで飢えることはないし、現金がなくなることもないので問題ない。

 ただ、スーパーでも食品売り場はやっていても、服とかの販売は停止しているので、そういった目に見える違いはある。そういうのが知らずストレスになるのかもな。

 食品も日本みたいな買い占めとかはない。政府がやめるように呼びかけているし、タイ人は協力し合う心があるからね。日本人みたいな他人を疑うところから入る民族とは違う。だから、ものがなくなる心配もない。

 とはいえ、インスタント麺とか缶詰は棚からなくなるのが早いかな。日持ちするから非常食でとりあえずみんな買っちゃうのかな。でも、全部がなくなるわけではなくて、人気のないブランドは残っている。この状況でもみんな選んで買っているあたり、まだまだ余裕はあるんだろう。

 というか、思いもよらず、メーカーはマーケティング情報の獲得にもなったのではないだろうか。とにかくなんでもいいから買っておこうという中でさえ買われない商品って。味を変えるか、販売をやめるか。もうそんな選択肢しかないでしょうよ。この状況で売れないって、本当に人気がない。わかりやすいな、タイ人も。