タバコがズルい
タイのタバコは10年以上前にパッケージングの法令が変わって、嫌がらせ写真が貼られるようになってきた。死体の写真とか、肺がんのものとか。これが年々大きくなってくる。
むしろ銘柄のロゴの方が小さくて、なんのタバコなのかわかりやしない。かつてのサイズは今のベトナムくらいだったかな。
まだパッケージの半分くらい。タイも当初はこんな感じだったと記憶している。
ちなみに、赤ちゃんを抱っこしてタバコを吸っている写真が初期にあったのだが、あれはホアランポーン駅で撮影された。というのは、その男はアムのいとこの友人で、田舎に帰るときに声をかけられ、200バーツをもらってモデルになったという。赤ちゃんはまたその辺りにいた子らしく。
同じ時期に友人の知り合いがオイシのお茶のパッケージになった。コンビニで売っているお茶のパッケージ全部にその子の写真が出たのだが、それで8万バーツくらいもらったって聞いている。2004年前後だったから、当時にしたらいいギャラだ。なのに、タバコで全国民の敵みたいになるのに、たった200バーツって。少なすぎだろ。
オレがタバコをやめた2006年前後はLMデーンで38バーツだった。当時はタイのタバコの中でそこそこのクオリティーと言えばこのLMの赤だった。そして、一番よくないタバコがクロンティップで、当時20バーツ台だったかな。
それが、最近はLMデーンなんか100バーツくらいでしょ。当時赤マルがそれくらいだった気がするから、高すぎるし。あと、クロンティップも結構な値段な上に、さらに下のワンダーってタバコもあるし。
そんなわけで、最近はLMデーンのポジションにキャメルが収まっているようだ。LMが100近いのに、キャメルはなぜか60バーツだ。日本で吸っていたころは日本のタバコが220円で、洋モクは250円とか280円だったと記憶している。キャメルもその部類だったので、高いってイメージだったが、なぜか今、キャメルが安い。
このデザインは最近登場したものだ。ズルいよね、これ。黄色の文字は下記のような意味になっている。
『お父さん! もしワタシのことが好きだったら、タバコをやめられない?』
ここで子ども、娘を出してくるってなかなかズルいよ。卑怯だよ。なんでこれを選んだのだ。心にぐっと来るのはやめてほしわ。
まあ、やめるかやめないかはオレ次第だけど。