バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

コロナ禍の悪影響が家庭を蝕む

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不機嫌クイーンのアム。

 元々そんなに外出する家族ではないので、コロナによる外出自粛はそんなに影響なく。子どもたちもオレがわかる限りで言えば、もう60日以上玄関から外に出ていない。それでもいつも通りの毎日で。

 ただ、アムが暇を持て余してしまい、ついにはTikTokを始めている。あれって若い子が踊りとか見せるアプリじゃないの? なんでアムが踊っているんだか。端から見ると、動きが陸を全速力で走るオランウータンみたいなんだよ。

 アムもあと2ヶ月で40歳になる。アムの家系はどうも歳をとると太る傾向にある。でも、アムはその中ではまだ細い方なんだけれども、まあ若いころと比較したら結構太ったわけで。そんなおばさんがカメラの前で踊るってどうなのか、と。

 タイ人のすごいのは、これを堂々とアップするところだよね。前職でもカラオケに車内の飲み会で行ったときも、まあへたくそよ、社員の女の子とか。信じられないレベルの音痴なんだ、これが。普通に美人なんだけど、すごいの、ホント。でも、本人は全然それを気にしていなくて、堂々とマイクを握って歌う。それも何回も。堂々としていていいことではあるけど。自分に自信があるっていうのは、日本人にはないものだし。

 とはいえ、ね。いい歳したおばさんが踊るかね。なに考えているんだか。

 さらには、頭にリボンとか巻き始めているし。それをオレに見せてきて、これってかわいいと思う? だって。なんて言えばいいんだ、オレは。そういうのって40歳のおばさんがするものかね、と言えば、リボンは年齢に関係ない、って。そりゃあそうだけど。そのうち、ワタシは27歳くらいに見られる、とか言い出すし。誰が言ったんだよ。出てきてくれよ、ソイツ。
 蝕まれているね、アムも。でも、アムがうちでは一番外に出ているんだけどね。食べものを買いに出かけるのはアムだから。市場とか近所の屋台とか。

 日本のメディアではコロナで離婚っていうのもあるみたいだね。やっぱり共働きだったり、夫婦で長時間一緒にいなかったのに、急に長い時間過ごすからそうなるのかな。そのあたりもタイは事情が違うのかな。タイは狭い家に大勢で暮らすから、基本的にプライバシーってのがない。ひとりの時間ってのもないから、急に一緒の時間が増えても特になんとも思わない人の方が多いのではないかな。

 非常事態宣言とかもそうだけれども、東南アジア各国はわりと先進国よりもそのあたりがちょうどマッチした感じがするね。元々の気質というか慣習が日本人の気質とは大きく違った点が、日本より早くコロナ対策を実行できたし、収束も早まりそうな感じで。