バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

日本のコインロッカーがあるが

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MRT駅前にあるロッカー。

 地下鉄MRTの駅前にロッカーがある。主要駅なのか、すべての駅なのかわからない。BTSではなくて、MRTだけだったと思うんだが、日本のロッカーがある。

 上の画像は2017年6月だったかな。たぶん翌月くらいから稼働しているはず。ちょうど設置していることの画像で、ここで作業していた人に聞いたら、日本から持ってきたということで。

 で、なんだかんだで、今もちゃんとあるし、稼働しているようだ。誰が使うんだろうか。

 そもそも日本のコインロッカーも使ったことがない。だから、どういう用途で使うのかよくわからない。上野駅とか新宿だと、地方から来た人、これから地方に行く人が大きい荷物を預けて、買いものして、そして列車に乗る前に荷物を出して行く、みたいな使い方しか思いつかない。普通の駅にコインロッカーがあること自体が理解できない。

 そう考えると、バンコクの地下鉄のあるロッカーって誰が使うのか。都心ならまだわからないでもない。でも、普通の駅とかにもあるし、なんの目的で置くのか。日本でコインロッカーが成立するのは基本的にロッカーからモノを盗まないという前提があるからではないか。タイだとそのあたりの考え方が全然違うから、むしろ盗まれても置いていった人が悪いってなりそう。

 オレなんかタクシーですら寝たりしないから。よほど泥酔しても、タクシーで寝てしまってはどうなるかわからないから、基本的に寝ない。一度寝てしまったことがあるけど、それは日本酒を大量に飲んだから。20年近くいて、たった一度だけだ。それくらい信用していない。

 やっぱりタイは多民族国家だから、全員が同じ常識を共有しているとは限らない。それに、本当にノーモラルのヤツはひどいからね。人間とは思えないレベルだ。もうタイ生活に慣れているから自然と身についているけど、警戒心は高めに持っていないとあっという間にやられてしまう。

 だから、なおさらロッカーなんてどうするんだってのもある。特にMRTは観光地ではなく庶民エリア、住宅街とかを結んでいるから、なおのことロッカーがどう役に立っているのか想像できず。

 稼働しているとはいえ、ちゃんと見ていないからわからないけど、そもそもこの業者もロッカーの運用による儲けよりも、たぶん広告とかそっちの利益を狙っているんだろうな。上の画像も左側が画面みたいになっているしな。どこもだいたいこの規模だから、そうだよな、この数で利益なんて出ないわな。そういうことなんかな。