バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

日本酒飲みたい

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エカマイの立ち飲みの店。

 立ち飲みっていうのと、角打ちってのは違うのかね。角打ちって呼び方をオレは知らなかったので、なんだかよくわからなかったけど、小売店で飲むのは立ち飲みではないのかしら。よくわからないけど、この折原商店は東京では有名な角打ちの店らしく。

orihara-bangkok.com

 バンコクには3年か4年前くらいに進出してきた。エカマイのMKゴールドの横辺りになる商業施設内に。どういう経緯だったか憶えていないんだけども、ここのオープニングパーティーに招待いただき、取材を兼ねて行ってきた。

 隣が焼き鳥の店で、高級感があって、しかもおいしくて。いい店だった。なにより、日本酒とか飲み放題で。なんでもじゃんじゃん飲ませてくれて、本当に幸せな時間だったな。いい店ができたとホント思ったよ。

 でも、それ以来行っていない。結局ね、オレの周りに日本酒を飲む人がほとんどいないのよ。だから、なかなか行けない。

 オレは基本はビール党だけども、アルコールでは日本酒も大好きで。ところが、バンコクって全然日本酒飲みがいない。というか、バンコクで日本酒が飲めるようになったのって、ここ10年くらいだ。

 前職で会社員になって驚いたけども、日本の会社員って基本的に焼酎しか飲まないよね。蒸留酒だからとかそんな理由だったかな。それも理由なのか、日本酒は安いボトルのがあるくらいで、いい銘柄の酒はまず見かけなかった。

 オレなんかは若いときからビールで初めて途中から友人と日本酒を飲むってのがお決まりだったかから、日本酒がないことと、日本人会社員が日本酒を飲まないってのに衝撃を受けた。

 でも、時代が変わって、和食ブームに乗って徐々に品揃えが変わってきた。それに駐在員の趣味嗜好も変化したと思う。例えば、前は会社員って土日はゴルフって感じだったけれど、2010年前後から釣りとかビリヤードとか、ゴルフをやらない人も増えてきた。そうして、食の好みも変化して、日本酒が好きな人も増えてきた感じかな。

 それで飲食店でもいい酒が見られるようになってきた。オレが一番好きなのは、今のところは鳥波多のにごり原酒だな。以前、別の場所のイベントで熱処理をしていない生酒みたいなのを飲んだけど、それが一番なんだ。でも、タイにはたぶん入ってこないので、レギュラーでいいのがにごりだね。

 ところが、日本酒好きが増えているってのに、オレの周りにはいないんだな、日本酒が好きな人。だから、折原商店とか行きたくても行けないっていう。まあ、エカマイにそもそも行かないってのもあるんだけど。