バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

もうすぐ娘の誕生日だが

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 間もなく娘の誕生日だ。この前生まれたばかりだと思っていたけれども、もう14歳だと。早いもんだな。オレの腕の肘くらいまでしかなかったのに、今やアムよりも背が高いしなあ。

 生まれて来た日のことは今でも憶えている。前日が祝日なのに、生まれたのは平日。あの日、本当は日本からメーカーさんが来て、顧客訪問があったんだけれども、そんなんガン無視で休みを取って、病院にいた。

 あれから数年間は毎日が楽しかったし、早く帰りたくてしかたがなかった。仕事も充実していたと思う。でも、だんだん慣れてくるし、子どもも学校に行くようになると、だんだん父親を相手にしなくなってくる。娘の場合は5歳で弟ができて、アムも息子にかかりっきりになるし。

 しばらくは娘だけを連れて遊びに行ったりしてたけど、いつからか行かなくなって。何歳くらいだろう。小5とかかな。小6ではもう行ってなかったと思う。

 とは言っても、日本よりはマシなのかな。土日とかに出かけるときは喜んで一緒に来るし、ときには娘から手を繋いできたりもある。日本のこれくらいの年齢の子はそういうのしないのが多いでしょう。その点ではタイは父親を無意味に嫌うというのはないからな。あるんだけども、日本とはちょっと違う感じというか。

 そんな娘も大きくなってきて、誕生日プレゼントも変わってきた。そもそも、娘はあまり物欲がないというか。小さいころに誕生日プレゼントをおもちゃ屋で選ばせたけど、決められなかった。目の前にあるぬいぐるみ掴んで、これ、とか言うの。よく考えてみ、と促すと、じゃあこれ、って。ほしいものはないのかと聞くと、ないっていうので、じゃあおもちゃ屋の中を一周してみて、それで見つけてみたら、と言うと、面倒だからいいって。そんな子どももいるんだな。

 そして、14歳の娘は今回はギターがほしいと言っていた。あくまでも過去形だ。というのは、数日前に学校で友だちのギターを借りて弾いてみたんだと。それで、指も痛いし、思ったのと違ったと。逆にどう思ってたんだろうか。そんなに簡単に弾けるもんじゃないし、練習すれば楽しくなるんじゃないかというと、そこまでしてやりたいものじゃなかっただってさ。ある意味明快でいいけど、ホント、逆にどう思ってたんだ。

 結果的に、現在なにがほしいのかは不明。なにか決まったら言うと言っていたけれども、誕生日は過ぎるだろうな。まあ、物欲のない娘なので、誕生日に絶対にくれというわけではないので、その点はありがたい。