バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

牛肉

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 タイは最近まで一般層はあまり牛肉を食べなかったこともあって、ビッグCとかのスーパーに食べられる牛肉がなかった。食べられない牛肉ってないけど、まあ、スープとかで煮込まないと食べられないくらいの筋肉みたいな、そんな牛肉しかなかった。なかったっていうか、今もない。

 焼肉とかステーキとかにするなら、バンコクの専門店に行ったり、輸入食材のスーパーに行かないとない。でも、そのスーパーも欧米人向けだから、肉そのものは結構固い。

 郊外に住むオレみたいなのは牛肉ってのはなかなか家で食べられるものじゃなかった。最近はヴィラマーケットが増えてきているから、以前よりは買いやすくなったけど、先述の通り、肉は固い。柔らかいのは高いしなあ。

 牛肉ってのがなかなか身近ではないのが現実。いくらバンコクであっても。

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 その点、日本はすごいよなあ。スーパーの牛肉とか普通に食えるわけだし。ステーキの肉だって安売りしてたらかなり安価に手に入る。タイでこういった値段で牛肉売ってないもの。同じ値段なら筋肉なんじゃないかな。

 刺身もそうだよなあ。スーパーに刺身が売っているってのがすごい。生食前提で置いていることがすごい。タイなんか、ビッグCだといつ獲ったかわからないような臭いがする魚介類ばかり。鮮魚市場行ったって、漁港併設でない限りだいたいそんな感じ。生で食べないことが当たり前だから、そんなものなのかな。

 卵もそうだしな。まあ、生卵で食べる日本がこの場合は特殊だけども。タイなんかは生卵かけご飯なんて存在していないから、輸送するのにも保冷しないし。炎天下、直射日光を当てながらピックアップトラックで運ぶ。最近は日本人向けに生食可能な卵を卸す農場も出ているけど、作っている人たちが生卵かけご飯を知らないだろうから、その点、衛生観念に不安は残る。

 オレも生卵かけご飯を食べない。おいしいと思ったことがない。だから、卵は別に気にならない。あ、ひとつ、日本に来ると違和感を持つようになったのは、卵が白いことかな。殻が。タイの卵は茶色いのが基本で、それに慣れちゃっているから、白い卵に違和感を持つようになってしまった。

 しかし、日本はすごいよなあ、スーパーのラインナップとか。なんでもあるし。こういうものがほしい、で探すと、そういうもの、売ってるんだもんな。タイなんかは移住したばかりのころと比べたらかなり便利になったけれども、なんだかんだ、ないものがまだ多い。そのあたりは日本はすごい、ホント。