バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

これで寒くないって

 寒いな。およそ20年ぶりの冬に全然体が慣れない。朝なんかきつい。地獄のような寒さで、ホントなんもやる気がなくなる。これで何度くらいなんだろうか、気温。神社仏閣に早朝に行ったりするのだが、やっぱ凍っているもの、地面とか水溜りとか。その時間帯は0度になっているってことでしょう。タイで0って、北部の山奥で条件が揃ったときくらいらしいので、日本ってのはホント寒いね。

 ところが、日本人からすると、さすがにもう3月なので徐々に冬が終わりつつあり、日によっては「今日は暖かいね」なんて言ってたり。

 どこがだよ。やっぱり寒さに慣れている人はそう感じるんだろうな。スポーツ選手が高次元で試合していて、全然すごいのに、今日は調子悪いって言っているのと同じようなもんだ。

 オレなんか、4月5月でも日本が寒く感じるし。水道の水がその時期でも冷蔵庫に入れてたペットボトルの水よりも冷たい気がする。

 だいたい、夜が長いもんな。5時くらいにはもう暗いって、タイではなかなかないと思う。まあ、タイも12月とかそれくらいになると18時前後に薄暗くなることはある。でも、夕方にすでに夜みたいになるってのはありえない。

 夜が長ければそら寒くなるわな。完全に夜に入ってしまえばいいけれど、夕方の結構早い時間なのにもう暗いってタイミングはなんか気分も沈む。日本が自殺者多いってのはこういうのもあるんだろう。

 あと、実家に滞在していて、実家のやり方だからってのもあるんだろうけども、毎日雨戸を閉める。これもちょっとどうかなと。朝、日が当たらないからさ。タイの自宅はカーテンあるけど、薄いから朝になれば自然と部屋が明るくなる。これが案外いいのではないかなと思う。ただでさえ暗いのに雨戸で締め切られると、朝の調子が狂うというか。

 冬は乾燥するから、以前は加湿器がないとダメだったけれど、長くなったからだいぶ体が慣れた。前は冬じゃなくても乾燥していてすぐにのどをやられていたけれど、今回は滞在初期はそうだったものの、今はだいぶよくなった。

 ただ、目の乾燥は避けられないかな。だから、目薬が必須アイテムになる。タイにいるときはほとんど目薬使わないけど。考えてみれば、若いとき、子どものころも目薬だけは手放せなかったな。

 気候が違うんだな、実際。気候というか湿度か。だからなのか、タイでは考えられないくらい静電気が多いな。部屋で羽織っている上着なんか脱ぐときバチバチいう。この前試しに電気消して真っ暗にして脱いだら、体中からバチバチ火花が飛び散った。タイでここまで静電気が発生することってないと思う。