溝の口で立ち飲み

　友人が溝の口に場末的な飲み屋があるというので行ってきた。西口商店街で、今は時短で20時までしかやっていないけれど、16時から飲める。タイはアルコール販売の時間制限とかあるし、まあ場末的な飲み屋というといさーん料理の屋台くらいしかないし、こういう雰囲気の居酒屋がないから楽しい。

　ちょっと早めについたので、うろうろ周辺を歩いたり。商店街も通ってみたけれど、最初八百屋に見えた店の一部がそのままヤキトリ屋になっていた。最初は普通に座って飲む店だと思ってたら、立ち飲み屋だった。しかも、商店街で、線路沿いにあるから定期的に通過する電車の音ですごくうるさいし、駅から踏切に抜ける場所でもあるので、立って飲んでいるうしろをじゃんじゃん自転車が通過する。なんかすごいところだったな。

　福島の日本酒があって、普通のタイプと、にごり原酒があった。両方飲んでみたけれど、どっちもおいしい。1杯だけ熱燗にしてみたけれど、熱燗は体質的に合わない感じかな。常温の方がおいしかった。

　料理はいたって普通。まずくはないけれど、特においしいわけでもなく。まあ、ヤキトリはよかったけれどね。さすがにヤキトリ屋だし。炭火で焼いていたし。レバーも甘くてよかった。日本はレバーがおいしいね。タイはレバーの血抜きがちゃんとしていないからなのか、なんか苦い感じがしておいしくない。

　20時に終わりになって、そのまま帰るかと思っていたが、2軒目に突入した。近くの居酒屋チェーンが深夜までやっているということで。ただ、2時間制だとか。まあ、溝の口は遠いから、我々としても23時前に電車に乗らないと帰れないし。数えたら、実家の最寄駅から35駅もあった。1時間20分くらいかな。こんなに長く地下鉄に乗ることなんてないよなあ。

　結果22時半くらいには電車に乗ることができた。でも、最寄り駅に着いたのが0時過ぎてた。全然1時間20分じゃない。たぶん行きは急行だったのかも。帰りは各駅停車だったようだから、2時間弱くらいかかった。やっぱり遠い。

　で、まあ20時に閉まるからなのか、いわば通常時のラッシュアワー後って感じなのかね。渋谷からでさえ全然人が乗ってこない。やっぱり状況が普通じゃないんだな。

　しかし、小学校からのつき合いだから、正真正銘、利害の関係がない中なので、飲んでて楽しい。なんかしょうもない話で盛り上がって、ゲラゲラ笑って、楽しい時間だったな。だんだん日本がよくなってきているな、オレ。