バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

クレープ

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 溝の口で2軒に行く前にクレープ屋を見つけてクレープを買うおっさんたち。クレープって確かにたまに食べたくなるんだよなあ。でも、意外とクレープ屋ってのはなかなかない。

 特にタイなんかはAINOくらいしかないのではいかな。そこだって皮は作り置きで冷たい。クレープは皮が温かくって、クリームとの温度差がいいのに。そうでなくてもAINO自体が数軒しかないのではないかな。そこら中にあればいいんだけども。

 タイ人がやっているクレープは皮がせんべいみたいにカリカリになっている。あと、中身はおかずクレープみたいな感じで、生クリームというわけではない。

 それに、そもそもクレープ屋に立ち寄るときにはだいたい家族と一緒だから、子どもが食べちゃう。仮にオレの分も買ったとしても、食べたりないからって子どもに食べさせちゃうしな。最近はクレープとかスイーツ系は買っても食べ終わるのを待ってから食べる感じになっている。で、だいたい残らないし。

 かといって、クレープ屋におっさんひとりでってのは行きづらい。正直、おっさんがクレープ屋に並んだの初めて見たわ。まあ、おっさんじゃなくても、クレープ屋って入りづらい。中学生のころからだって、たぶん女の子と一緒に行ってって感じだったと思う。ひとりで行った記憶はない。

 というか、日本で飲食店にひとりであまり入らないから、クレープ屋なんてもっと行けないしなあ。ハノイの旧市街にクレープ屋があるんだ。でも、そこですら行ったことはない。たぶんベトナムだからおいしいと思うんだけども、さすがになんか並びづらい。ベトナムでさえこんな感じなんだから、なおのこと日本では入れない。

 で、思ったんだけども、クレープをタイでやるのもいいかもなあ。AINOも日本人経営という噂がある。ウッドボールのトッピーさんも一番最初はクレープ屋をやってたはず。でも、うまくいかなかったのは、オレは単純に時代が早かったから、だと思う。トッピーさんがやったころはタイ人が生クリームに慣れていなかった。それに出店場所が郊外だったようだからなおさら。でも、今はもうそんな時代ではないから大丈夫だと思う。

 ライター辞めて、クレープ屋になろうかな。結構いいかもしれないな、なんて帰りの長い長い電車の中で考えてた。溝の口で電車乗った時点でトイレに行きたい状態だったから、気を紛らわすためにもそんなことを考えてみたり。途中で降りても終電はあったとは思うけども。