バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

もうひとつトラウマの映画

 昨日のトラウマになりそうな映画の話で思い出した。

 小学校中学年のころ、レンタルビデオで「ブリキの太鼓」を観た。ドイツ文学なのかね。たぶん映画もドイツ映画だったと思う。あれもエロ過ぎて、衝撃というか。そもそも映画の内容もやや猟奇的というか、ムチャクチャな話なのに、さらにエロいって。小学生にきつすぎた。

 まあ、一番きつかったのは、それを親と一緒に観ていたことかな。あれは、オレが親だったら観させられないよ。時代なのかな。あのころは志村けんの番組で平気で女性の裸とか映ってたもんな。すごいよね、今考えると。いわゆるゴールデンタイムにバカ殿とかが、前が丸出しになった女性を寝転がらせて、カルタだったか神経衰弱するんだもの。女性を反転させると胸が丸出しなんだよ。すごいな。

 ま、当時は下は映ってないけどな。下の毛が普通に出るようになったのって、宮沢りえからでしょ。あれも衝撃だったよなあ。当時の宮沢りえって、今では考えられないレベルで人気が集まっていた。今、あそこまで人気を集める女優とかタレントっていないでしょ。ガッキーとかそんなレベルでも届かないくらいじゃないかな。そんな子がヌードだけならともかく、下の毛がって、すごい衝撃だったもの。

 その「ブリキの太鼓」も、ビデオではモザイク入ってたけど、父親と若い愛人が性交しているシーンが出てくるんだよね。子どもにはなにをどうしているのかわからなかったけれども、エロいやつだってのはわかった。へそで粉末ジュースを唾液でシュワシュワさせるシーンはエロいというよりは気持ち悪かったけどな。あれを見てから、駄菓子屋で粉末ジュースを飲めなくなった。

 ウィキペディアで見ると、「ブリキの太鼓」は国によっては児童ポルノに分類されたり、大幅にカットされたり、あるいは上映禁止になったりしたみたいだな。日本はどうだったのかな。でも、オレ、観ているしな。少なくともビデオにはなっていた。そのあとはどうなったのか。今、ネットで検索してもどうなっているのかよくわからないし、画像もほとんど出てこない。

 そういえば発禁で思い出した。たまに書籍では出版差し押さえとか、発禁になるやつがあるけど、意外と出回ってたりするよね。憶えているのは、神戸の酒鬼薔薇の素顔がフライデーとかそんなのに掲載されてしまって、出版後に未成年だからって回収になったんだけども、周りに何人か持っているのがいた。

 あと、三島由紀夫の性癖をばらしたヤツの。あれも出版後に回収になっているはずだけど、まあ、買ったあとに回収となると返さない人っているだろうからな。あれも、なんだかわからないけど、読んだことがある。ま、ただそれだけの話だけど。