バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

メモ帳は日本製がいい

 取材用の道具はいろいろと試している。そして、頻繁に買い替えている。消耗品はしょうがないけど、一応自分の好みがあって、それをわかっているのでちゃんと吟味して手にしている。

 たとえば、メモ帳だとかノート、ペン、シャーペンなど。

 メモ帳は書きやすさや手に持ったときのサイズ感を気にしている。タイのメモ帳などは表紙がマンガみたいなのかキャラクターものが多い。だから、基本的には日本製のメモ帳やノートを選ぶようにしている。タイで買うと高いので、だいたい日本にいるときに買って帰ることが多い。日本製のメモ帳にする理由はもうひとつあって、それはペンの関係もある。

 ペンやシャーペンはやや太めを好む。持ったときに細いと疲れる。かといって太すぎると持ち運びが不便。だから、程よいサイズとなると、幸いというか、普通に安いやつが一番よかったりする。ボールペンの場合は、滑らかな書き心地、芯が太いものを選ぶ。

 ただ、ボールペンは先が詰まったりすることもあって、書けなくなることもしばしば。だから、取材用には基本的にはシャーペンを使う。ボールペンは書類にサインするなどのときに使う。色は青か黒だ。基本的には2本買い、両方とも持ち歩くけれど、もしどちらか一方の場合は青を選ぶ。日本はわからないが、タイの場合は書類へのサインというのは基本的には青を使わなければならないから。事情としては黒だとコピーの可能性もあって、偽造防止で青にするのだとか。

 それから、ボールペンが詰まりやすいのは圧倒的にタイのメモ帳ということも一因で、だから日本製のメモ帳やノートにこだわる。紙の品質がよくないというのも大きい。紙の繊維がけば立っていて、それがボールペンを詰まらせる原因になるようで。あとは可能性としては、タイ語と日本語では文字を書く方向や動きが違うので、タイの紙はタイ語を書いている分には問題ないけれど、日本語を書くと詰まる、というのこともあり得る。

 何年か前にレミーの万年筆を買った。なんか形がかっこいいし、周りがステンレスなのかアルミの金属製だからだ。でも、万年筆ってのは意外と使い慣れていないときれいに字を書けない。字は元々汚いからいいんだけども、スラスラ書けないというか。同じ太さで書くのは案外に難しい。せっかく予備のインクも買ったのに、全然使う機会がない。著書にサインするときに使えるかも、とも思ったけれど、そもそもサインを書く機会がほとんどないという以前に、オレのサインをほしいという人が稀有。