バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

上海とポッキーとお食事キャンペーンと

 今年3回目の上海。しかも今回と前回は会社のマドンナ・インちゃんのミスによるハンドキャリー。ちなみに上海へのハンドキャリーはすでに3回目。すべて彼女の単純ミス。バカなんよね、きっと。普通におかしいもんね。昨年末に500万円の損失を単純ミスで出して、同じことをまたするような子だからさ、こんなんまだいい方。最早かわいいから許すとかの範囲を超えてるわ、マジ。やらせてくれたら許す、っていうのは間違いないが。
 で、今回は前2回の空港待機10時間よりはましで、約7時間の待機。
 例の如く夜中2時ごろの飛行機で朝7時に到着。
 飛行中機長が「現在中国東方航空では食事のキャンペーンでナントカカントカ」ってさ。なになに、キャンペーンってなに?
 そんで離陸から約40分。来ました! なにやら食べものらしきものの配布が来ました!
 プラスチックの箱が手渡される。
 え?
 これだけ?
 蓋が透明なので中身がすぐにわかる。パン2コにカステラみたいなパウンドケーキにお手拭らしき袋、小さな真空パックにピーナッツかなにかの袋。そしてキットカットにもうひとつ別のスナック菓子に水。
 ほかになにかあるのかな? と思い通路を見渡すもどうやらこれだけらしい。
 とりあえずかなり腹が減ってたからないよりは全然いいわけで。
 っていうか周りを見回しても、ソレに手をつけてるのはいなかったし、何よりソレを食えるのってたぶん俺だけなんじゃないかなって思ったし。
 ソレってパンなんだけどさ、バターとかジャムとか何にもないんだわ。だからパンだけで食わなきゃいけないんだわ。でなきゃ、キットカットつけて食わにゃいかんのよ。俺、何もつけないで食えるのね。むしろその方が好きなのね。なんかよかった反面、パンだけムシャムシャしてるのがちょっち恥ずかP。
 順番に平らげていったわけだけど、ナッツの袋はくるみでさ、甘い味付けがされてて激マズ。ビールとかアルコールがあればいいんだけど、カートを除いたらソフトドリンクだけ。くるみはもう食えん。
 真空パックはなに? 袋を見るとなんとかラディッシュとか書いてる。なんだよ、またつまみ系? と思いつつ開けてみたら、なんというか中国4千年のアメージングを見させていただいたよ。まだタイ上空だからね、言っとくけど。
 開けてみたらさ、なんか黄色いのが見えたわけ。で、アノ臭いがしてきたわけ。
 タクアンっすよ。
 パンとキットカットとタクアンってどういうプロモーション?
 さて、空港到着。
 もう手馴れたもん。庭よ、上海の空港。前回の5月の訪問に比べて変わったところといえば本屋というかブックスタンドができててよろしくなった。日本語はないんだけどさ。でも雑誌とかあるからおもしろいじゃん? ま、王心凌とか蔡依林の写真を探してるだけだけど。
 さて、今回は時間も短いし先に行きつけのローソンへ。空港ターミナルからリニヤモーターカーの駅まで約100m? そこの横にローソンがあるわけで。連絡通路を歩きながら見上げたら、駅のターミナルにホテルができてた。たぶんそれも2軒。1軒はホテル(大酒店)って書いててもう1軒はモーテルって。次から仮眠できるじゃん! って思ったけど、できればハンドキャリーはもうやだな。
 さてローソンで王心凌の表紙の雑誌とスー・チーの表紙の雑誌を立ち読みして、目的のアムへのお土産のポッキーやらを10箱買う。
 隣のKFCでは朝のメニューがあって、どう写真を見ても目玉焼きだけはさんだバーガーや少なくとも鶏肉ではない肉をはさんだバーガーを出しているらしく。
 いつもの店でうどんとジンジャエールを頼んで、1時間ほど座って寝てみたり本を読んだりしているうちに、荷物を持ってきてもらい、いざチェックイン。
 最近窓側嫌いで通路側がいいんだけど、英語でなんだろうなって思って、あー、ってつまってたら「通路側ってことですか?」って日本語で言われた。なんなんだ、この敗北感。
 イミグレを通って免税のCD屋に寄るも、前回と品揃えが同じ。さらに搭乗口そばの本屋でDVDとか見てたら、日本のエロビデオの海賊版が正々堂々と売られていた。さすが中国。
 相変わらず館内のファイナルコールの放送は継ぎはぎだらけで笑いが止まらない。
 そして飛行機は信じられないほどにオンボロ。
 バンコクに近い辺りで乱気流に遭い、たぶん50mくらい落下した。機内の人のたぶん80%が同時に「う゛〜」って唸ってた。フッて思わず笑ってしまった。