バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

上海ですごいスープ飲んだ

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たぶん上海。

 もう10年以上前だけど、前職で上海に行く機会が多かった。液晶の担当をしていたので、その工場が上海とかその周辺に何社かあって、それで。

 ハンドキャリーも当時はゆるゆるだったから、何度も行ったなあ。夜出て、朝着いて、すぐに受け取って帰る場合もあれば、昼過ぎ、あるいは夕方に受け取って帰るとか。バンコク-上海間って意外と遠いんだよな。で、市街に出ちゃうといろいろ面倒なので、空港で待ち続ける。今は知らないけど、当時の上海の空港なんてなんもなかったからな。最初のうちに飲食店とか入ってたけど、そのうちそれも面倒になって、隅から隅まで歩き回ったオレの知識から、このシートなら人も少なくて、1日寝ていられるってのがわかって、そこで寝転がって過ごしたり。

 それ以外の出張では打ち合わせとかもそうだけど、あとは工場視察とか。打ち合わせだと上海市内の会社だから、結構楽だった。そのときに、よくやり取りしていた、日本語が上手な中国人の担当者に飯に連れて行ってもらった。

 上海駅だったか、デパートがあるような繁華街で、スポーツ用品店の上に中華料理店があった。昼過ぎの飛行機だったから、確か昼前にそこに行ったと思う。セット料金がなんか無茶苦茶安かったような。300バーツとかそんなもん。ふたり分でね。

 たぶん四川か雲南料理で、どれも辛いんだけど、なんかおいしかったな。あるスープは、スープの部分が湯ではなくてラー油で、丼の底は半分くらい山椒、具材はタイのカオマンガイとかによくついてくる豚かなにかの血を固めた豆腐みたいなゼリーみたいなやつ。なんじゃこりゃと思ったけど、ただただいわゆる麻辣を楽しむシンプルな料理で、意外と癖になるというか。また飲んでみたい。

 中国に出張すると、こうやって中国の人がアテンドしてくれるとだいたい中華とかに行ける。でも、現地の日本人がアテンドになると絶対居酒屋とか。今はわからないけど、10年以上前の上海って、和食がそんなにおいしくなかった。バンコクの方がおいしかったので、だから正直つまらないというか。

 中国も食品の出自がわからないと心配ってのはわかるし、確かにひどい店はとことんまずいからな。それはわかるけど、現地に住んでいるならおいしい店だって探せwばみつかるでしょうに。でも、そこは駐在で来ている人と、オレらみたいに好きで海外にいる人では違うのかしらね。バンコクは今も生肉がどこでも食べられるけど、オレよりもずっと若い駐在員でも海外では生ものは食べないって人いるもんな。責任があるというか、保守的というか。