バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

北京ダックって誰が考えたんだろうね

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北京ダック。

 この画像はどこだったかな。スクムビット通り62とか、結構遠かったような。そこの中華は北京ダックが安くて。スクムビット26の奥にあるアンアンローだったかな、そこも安い。

 北京ダックって、皮だけなのに結構腹が膨れるよな。やっぱ脂っこいからかな。MKの店先にダックがぶら下がっているじゃない? あれなんかもそのものは確かに脂っこそうな感じだけど、実際に食べるとそうでもない。皮だってそんなにって感じ。

 なのに、北京ダックになると途端に脂っこくて、画像みたいにたったこれだけ、って最初は思うけど、案外絶妙な量というか。誰が考えたんだろうな、この食べ方。皮だけを生地に包んで、甘いソースに絡めてって。キュウリとかネギなんかも載せちゃってさ。凡人は肉と一緒に巻くところ、皮だけにしようって決めた料理人がいるんだろうな。

 ただ、甘いタレにする必要あるかな。黒蜜みたいな。味噌みたいな店もあるけど、黒蜜よりはマシだと思う。オレは、やっぱりプリックナンプラーだな。ナンプラーにニンニクとかトウガラシを入れたやつ。タイ料理の万能ソースだと思う。ま、北京ダックがタイ料理じゃないけどさ。

 でも、たとえば子豚の丸焼きの屋台とかだと頼めば持ってきてくれる。子豚なので皮だけってのは同じだけど、生地はその店にはなかった。マントウがあるくらいで。でも、皮をプリックナンプラーにつけて食べると、さっぱりとした感じになっておいしいんだ。北京ダックでもやっちゃダメなのかな。生地だって、キュウリやネギだってプリックナンプラーに合うんだから、絶対おいしいと思う。

 中華で食べたことない料理で今一番興味があるのが、乞食鶏って呼ばれる、泥に包んで焼いたものだ。美味しんぼでも登場するし、ほかの料理マンガでもよく出てくる。ところが、テレビとか雑誌とか、リアルにそれを映し出したものを見たことがない。どんな色合いで、どんな味で、ってのが全然想像つかない。バンコクにあるのかな。

 美味しんぼでは最終的にアワビとかを塩に包んで蒸し焼きにするというものになっていたけど、それも泥でやるとの同じ効果なんだとか。この塩に包むやり方はユーチューバーが誰かやってたな。でも、料理に本当に詳しいわけではないみたいで、なんか違う感が満載で逆にイラっとしたことは憶えている。

 バンコクにあるのかな。あっても行く人がいないからな。家族は中華嫌いだし。オレ、友だちいないんだなあ。こういうときに実感する。そして、それが苦でもないことに気づかされるというか。まあ、友だちとつるんでいないとだめな性格なら、タイに一人で移住しないけどな。