バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

夜遊び一通り

 チェンマイ事務所からのT君とハマさんYoshiさんと夜遊び。久々に一通り遊んだ感じ。
 T君は元々東京消防庁でポンプ車や化学車を10年運転していたのになぜかうちに来てしまった変わった経歴の持ち主。元プロなわけだから俺なんかはその話がしたいんだけど、社内での飲みとかとなるとなかなかそうもいかない。というか、一般的な会社員って会社の人と飲みに行くと仕事の話するでしょ。そもそもそれ自体が好きじゃないのに、なかなか消防庁の話を聞けなかったので、今回ふたりで飲みに行けるとなったときは嬉しかったね。
 で、なぜハマさんとYoshiさんまでかというと、元々ふたりはスクムビット・ソイ16の九州料理、よかよかで飯を食うはずだったのが、潰れてたみたいで。あんだけ流行ってたのに。たぶん家賃とかの問題だと思う。でもさ、普通に考えて売れている店を置いておいた方が安定収入に繋がると思うんだけどね。やっぱ、そこはタイ人なので目先のことしか考えていないんだろうな。早く新しいところみつけてほしいね。
 ソイ26の寅次郎で飲んだ。10月末までヱビスビールが99バーツということで、がんがんエビスを飲みまくる。
 そしてタニヤへ。何軒か見て回ったけど、売れ残り感抜群の女の子しかいない。22時ごろとそれほど遅くはなかったけど、金曜だからかね、全然だった。それで入ったのがアトリエとかなんとかいう店。適当に選んだら日本語がけこううまい女の子だった。
 Yoshiさんは帰って、3人でパッポンに。ゴーゴーバーね。ここもまた久しぶりだ。ゴーゴー自体もう全然行ってないんじゃないかな。キングス2入ってみたら、全然客が入ってなかった。女の子もいないし。もう10年クラスの、元ダンサーで今は呼び込みの女の子と話したら、もう客が全然いないって。
 次にキングス1。ここはそこそこ入ってたけど、もううるさくてうるさくて、耳塞いでた。おっさんになったなぁ。ゴーゴーとか、たぶんディスコとか行っても耳塞いでないといられないんだな。あと照明がちかちかぴかぴかしてたので目を瞑ってた。ピカチュウになっちゃうからね、あんまりぴかぴかしていると。痙攣しちゃう。耳塞いで目閉じて、いったいなにしに来てんだ俺は。そんな割に3人に飲み物奢っているし。これもまた全員ウェイトレスだし。
 ゴーゴーはちょとなあというT君の意見で、スクムビット・ソイ15のテルメーカフェへ。こここそ2年ぶりくらいではなかろうか。ハマさんがタニヤの帝王になる前の戦場*1。地下室としてバンコクに買春ツアーで来る人には有名な場所。ここはね、ホントすごいね。なんていうのかな、そこまでしてやりたいのか? そこまでして女の子捕まえたいのか? っていう感じと、金がほしいのだ! という女の子たちとの駆け引きというか、欲望の坩堝。俺なんかは初めて来たときからもう引いてたというか、ショックを受けたというか、そんな感じがこうして久しぶりに来ても隅々まで滲んでいる。とにかく、女の子もいっぱいいるし、男もうろうろしているし、なんか怖いわ。
 で、そんな中で俺とハマさんは料理頼んで飯食ってたけどね。ハマさんはビーフストロガノフ。肉硬い硬いって文句言ってた。ひとかけらもらって食べたけど、ホント硬い。俺はガパオガイ。うまいんだけど、激辛。
 あまりの辛さに、店を出てタクシーを捕まえようと思ってもなかなかなくって、ソイ19のロビンソン辺りまで歩いてきたところまで記憶が断片的になっている。黒人にソイ15だったか13だったかに行きたいんだが歩いていけるか、と訊かれて、細くて筋肉あるんだから余裕だろが! なんて言ってたあたりから憶えている。タイ料理の辛さは本当に記憶が飛ぶからなぁ。嫌いじゃないけどさ。
 結局ハマさんと別れてアソークでタクシー待ちしてたけど、乗車拒否されまくりで、20台くらい訊いた段階で、もう次がだめだったら道路で寝よう、と決めたときにやっとOK。というか、もう全然捕まらないんだ、なんなんだおまえらは! って関係ない運ちゃんに怒って、渋々OKさせたんだが。もうスクムビットで飲まない。
 久しぶりに夜遊びフルコースだったなぁ。もうお腹いっぱいです。1年くらいは行かなくていいんじゃないかな、もう。というか、ゴーゴーは行かない。テルメーはなぁ。引くからなぁ。なんか嫌だな。悲しくなるというか、虚しくなる。

*1:まあ戦場といっても女の子を漁るというわけではなくて、なぜかここに来るとテンションが上がり喋りまくりの中で迷言が多数生まれたというか