バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

コラート2日目

なぜ、今サンタが? しかも細ッ

 なんか、ホテルのベッドって眠れない。ホテル自体は嫌いじゃないんだけど、眠れない。
 ひとりでもなかなか眠れない上に、ネネもいるからね。ホテルの空調って調整しにくくて、いつも冷えるからさ。ネネが風邪ひくんじゃないかと気が気でなくて。
 朝、とりあえず食堂で朝食。でも、平日だし閉店間際だったからブッフェも全然揃ってなくて今回はあまりよくなかった。
 ちなみに今回の泊まりもラーチャプルック・ホテルというところで、ビッグCがある三叉路のところのホテル。父来タイのときにも泊まったところ。1泊1500バーツだった。



 食後妹の実家へ送り届けるんでおばあちゃんちへ行く前に行った。まネネにとってはこっちが本当におばあちゃんちなんだが、とにかく遠い。アムのばあちゃんちでさえ市街から80km弱くらいあるので遠いなと思っていたのだが、こっちはさらに遠くて130km以上。ふざけんなよ。途中舗装された道路もなくなっているし。
 で、食事を振る舞われたんだが食べる気がしない。昨日の湖の畔の食堂で食事前にアムがトイレに行ったときに洗い場が見えてしまい、汚くて食べる気がしない、とか言ってたんだが、正直同じ気持ちだった。アムの母さんは再婚して旦那の一族の敷地内の掘っ立て小屋みたいなところに住んでいる。食事は母屋の台所だったけど、人の家の台所ってあまり居心地がいいものではないよね。しかも、俺にとっては親戚でもなんでもない人の家だからさ。ほとんど食べなかった。
 食後みんなで母屋のところで寛ぎはじめたんだが、それだって俺にとっては嫌だったから、外に出て写真とか撮ってた。

 なんにもないド田舎。

 母屋。

 アムの妹たちの実家。空気だけはいい。


 ココナッツを取ってくれて、食べるか? って。俺、好きじゃないんだよな、このココナッツの中の水。
 そのうちアムの母さんの家に移ったんだが、ここでも信じられないことが。アムの母さんが、この人は誰々でって紹介してきた。ま、もう会うことはないから憶えていないけど。そんで、あむの母さんが、100バーツずつでもいいからお金をあげてね、だって。だから、なんで親戚でもない人にやらなければならないんだ? と。プライドがないんだなぁ。他人から、それも自分の子どもと同じ歳くらいの人に金をもらうって、もう物乞いレベルだと俺は思うけど、なぁ。
 言っちゃ悪いが、俺はアムの母さんが大嫌いだ。自分の子どもをほったらかして新しい男を作ってそっちで暮らして、そんなに歳とってない(まだ40代だろう)のに働きもせんで子どもに金を送らせて。
 不愉快で、本当はある用事があってここに来たんだけど、そんなんもなんもせずにおばあちゃんちへ移動することに。



 おばちゃんちは相変わらず。ただ、おばあちゃんの家の真ん前にあったでかい椰子の木がぶった切られてた。あ、切ったんだ、なんて言ってたら、バンコクから一緒に帰ってきた妹が、そうそう、いついつに切って、って。俺、9月に来てて、おまえ、半年以上帰ってないじゃんか。さも、自分の家のことのように言ってやがる。
 おばあちゃんちはホント居心地がいい。こっちは本当の親戚だし、変な要求する人はいないし。なんか、アムの母さんらは俺が車の用意している間にタンブン(功徳)と称してなんかアムに金を要求して巻き上げてたみたい。こっちはそんな連中いないしね。
 で、ネネが昼寝をはじめてたから、一緒に寝てた。



 夕方、暗くならないうちに出発した。
 アムの母さんや妹らはバイクで追走してきていたので、それで3人乗りで帰って行った。
 夕飯は黒田へ。

 年末年始は自宅で引きこもっているというヨシさんに電話し、電話番号を教えてもらって行ってみた。スパシットとかそんな感じの通りにある警察署の向かい。
 黒田はバンコクだとフジスーパーの近くやエカマイ、RCAなどにある地鶏が名物の店。コラートで野菜や鶏はコラートで自分たちで作っている物を出す。本店はコラートだったかと。それで今回はここに来たいなと。
 ここもバンコクと同じひとり399バーツでブッフェ。ただ、バンコクと違うのは、うなぎ、地鶏、鍋物系は別料金。なんでだろか。
 でもどうしても名物の地鶏の刺身が食べたくて、別料金250バーツで頼んだ。今回食べたのはちゃんとした刺身で、甘くてとてもおいしかった。バンコクで食べたときは食べ放題メニューでひと皿が小さかったし、食べ放題だからいい部分ではないのかと思う。それとも、コラートとバンコクの距離が出ているのか。
 食後、タスラナリー像がある公園に寄った。ただ、黒田からそこに行くまでトゥクトゥクが捕まらなくて大変。最初警察署の前で待ってたけど来ないからって近くの交差点に移動したら、ブウンとトゥクトゥクが警察署の前を走って行くし、場所を変えるたびにそこをトゥクトゥクが通過していく。仕方がないから歩こうと。アムには、トゥクトゥクの音が聞こえたらすぐに呼べ、って。
わかった
 ブウウウウン
 全然わかってねぇ。思いっきり走り去られてるじゃねぇか。こっちはネネを抱っこしているから呼べないし。
 かなり歩いてトゥクトゥク捕まえて乗ったら、1ブロックでタスラナリーだった。
 ここの公園はカウントダウンを盛大にしようとしているのか、出店もいっぱい出ているし、バーン・ヒマ・コラート(コラートの雪の家)なんてドーム作って人工雪で遊べるところまであるし。ただ、バーン・ヒマは信じられんくらいの大行列で入らなかったけど。ネネはいつか本物が見られるしね。
 動物のはりぼてやなぜかサンタクロースの着ぐるみの人たちがいてみんな写真を撮っている。結構かわいい子もいて、ここがイサーン最大の都市であることを伺わせる。


 途中で風船売りがいて、ネネに見せないようにしたけど、即バレして駆け寄るネネ。買ったのはピンクのドラえもん。目が血走っているようにしか見えない変なドラえもん。ホテル戻ってからもハイテンションで遊びまくっている。これは困った。