正式ナンバー取得
ナンバープレートが赤から白に変わった。
タイの赤ナンバーは新規登録の仮ナンバーで、6時以降から翌朝6時まで走行できない。また、登録地域以外も走ってはいけない。原則は。こんなん捕まえてたらきりがないし、車が使えなくなったら問題なのを警察も少しはわかってくれている。たまに小遣い稼ぎに捕まえる輩がいるくらいか。
一度だけ捕まったことがあった。でも、そのときはレスキューのユニフォームを着てたから、この〜報徳堂〜! って叫ばれただけで終わった。
前の車のときはどうだったか全然憶えていないのだが、赤ナンバー返却*1する際にお金が返ってくる。要は紛失したり破損したりしたときの保証金が返ってくる。3000バーツ。
これを俺は憶えてたので、早く白ナンバーに換えたかった。もらってしまおう、この3000バーツ、と。どうせ契約内容なんてアムは憶えていないだろうしね。
現金でもらえると思って、うきうきしてたら、銀行振込だった。秘密のバンコク銀行の口座は番号憶えていないし、仕方がないから農民銀行の方に入れてもらうことに。ばれないうちに引き出せばいいか、と。
家に戻ったらアムにどんな番号だった? って。タイ人は宝くじ買うのに身近に発生した番号とかをすごく気にする。アム、宝くじなんてあんま買わないけどね。だいたいさ、車の番号は4桁なんだが、宝くじは10桁くらい。売り子が並べる券を選べるには選べるけど、ナンバーズとかロト6みたいに数字を自分で選択するわけでもない。それなのにタイ人の多くがとにかく数字を気にする。意味わからん。
数字訊いたあとに、
「いくら返ってきた?」
くっそ〜、憶えておったか!
「なにが?」
「いや、なにがじゃなくて、赤ナンバー返して、いくら返ってきた?」
なんで知っているんだ。さすがアムだ。なんでもすぐ忘れるし大雑把なのに、自分の懐に入ってくる金だけは1桁まで瞬時に計算できるだけはあり、しっかりしていやがる。
「いや、返ってきてないよ」
「んなわけない。いくら返ってきた?」
ここは妥協するしかなさそうだ。
「2000」
「3000だろ!」
くっそ〜。なんで知ってるんだ? こんなこともあろうかと、朝、書類関係は全部車に持っていったのに!
明日から9日間、タイの旧正月、ソンクラーンで休み! 早速今夜はドイツビールを買いに行っちゃおう!
*1:使い回し。日本でいう陸運から借りている状態なので、新車で購入すると仮登録のノートを預かる。ノートには今まで使ってた人の名前と住所が全部入っているので、日本だったら個人情報云々でやり玉に挙げられるでしょう