東南アジアのタクシー
東南アジアのタクシーってなんでクソみたいなのしかいないんだろうな。不思議で仕方がない。まあ、初乗り料金が安いってのもあるから、ボッタクリとか変なことになるんだったら、多少高くしてもいいと思う。とはいえ、誰も命令してタクシー運転手してもらっているのではないから、ぼったくりをしていい理由にはならない。
なんて、ふとこの前の深夜にタクシーに乗って、鬼のように飛ばすのを見てて思った。
タイのタクシーは、かつては黄色と黒のツートンカラー、黄色と緑、青と赤だった。黄色と黒は登録時に半永久的に使えると約束されたタクシーで、今はほとんど走っていない。うちの近所ではボロボロのが走っているが、もう今目の前でバラバラになってもおかしくないってレベル。なぜか最近新型車で黄色と黒のが出てきているね。
黄色と緑は個人タクシーだ。後述する青と赤との違いは個人で1台しか登記できないことで、客にはあまり関係ない。
青と赤はもう今はない。規制がなくなったので、今はいろいろなカラーになっているが、組合タクシーと呼ばれる。組合がタクシーを持っていて、それを個人で買うことができる。何台でも買えるので、ちょっと金持ちは数台買って、それを別の人に日貸しして稼ぐ。組合タクシーには一応組合の無線がついていて、呼び出しが可能になっている。使っている人を見たことないけどね。
最近の新しいタクシーは空車のランプが緑色、それから屋根の上のタクシーの看板がサザエさんの頭みたいな形になっているものだ。これらはわりとメーターもちゃんとしているので安心だ。
とはいえ、乗車拒否が多いし。料金の上がり方が異常なターボメーターは最近あまり見なくなったけど、とにかく乗車拒否か、メーターを使わない言い値とかさ。客乗せたくないとか、行きたくないなら運転手なんか辞めちまえよって思う。
ベトナムのタクシーもひどい。ビナサンとかマイリンとか3社しかまともなタクシー会社がないとかいうけど、その3社もターボメーターとかあるし。ベトナムはもうみんスマホのアプリでタクシーを呼ぶので、手を挙げて乗る人なんてほとんど見ない。それだけひどいってことなんだろうな。タイもアプリのグラブが一般的になってきたし、特に観光客には必須だろうな。
タイのボッタクリは1000円くらい吹っ飛ぶけど、ベトナムはせいぜい100円とか200円。だから気にする必要あるか? という人もいる。でも、オレは1円でも1銭でも、そのぼったくろうという気概が嫌なんだ。サービスよければ「チップくれませんか」って言ってくれたら快く渡すわ。気持ちなんだよ、気持ち。
