バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ベトナムとかラオスのトラップ

 こんなん、引っかかるだろ。

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ベトナムの紙幣。

 ベトナムラオスの通貨は単位が大きい。ラオスは忘れたけど、ベトナムは2万ドンが1ドルくらいだ。ラオスは3万キップが100バーツだったかそんな感じかな。カンボジアも同様にとにかくゼロが多い。だから、飲んでても会計でだいたい酔いが覚めるね。

 ラオスの紙幣はどの金額だったか憶えてないが、たぶん1万キップ札と10万キップ札だったかな。ベトナムは上記の1万ドン札と10万ドン札だ。似すぎている。ただでさえ数字が多いのに、色味まで似ている。間違えやすい。

 ただ、ベトナム人はオレの印象ではタイやラオス人より金に対して誠実だと思う。だから、騙されることはないのだけれども。ラオスでは一度1万と10万を間違って払ったが、なにも言われなかった。すぐに気がついて取り返したけれど、見間違ってたとへらへらしていた。観光客ならともかく、長年使ってて間違えたのならよほどの低知能か、政府の対応が悪いか。

 でも、ベトナムではそんなこと一切ないんだぜ。タイは似た色の紙幣はないからそんなことはないけれど、釣り銭ごまかしは普通にある。だから、似た色味があったら絶対やらかすよ、タイ人なら。

 だいたい、タイなんかは高額紙幣に対して釣り銭がないってのが多い。これがおかしい。小額紙幣を持っていないこっちが悪いような言い方だ。ベトナムはそんなことなくて、屋台でさえ、どんなに高額紙幣で払おうが、絶対に文句を言ってこない。

 とはいえ、こういう似た色味の紙幣ってどうなのよ。こういうあたりは日本とかだったらやらないよな。細かな気配りというか。日本はいろいろと面倒なことの多い国で、合理的とはかけ離れた環境で動いている世界だけれども、この紙幣の色味の点に関してはベトナムとかラオスは合理的じゃないな。使いづらいっての。

 あと、ここまで来たら、ゼロを取っ払うことってできないのかね。タクシーとかもそうだし、ホント食事とかで毎回ひやりとする。だいたい、家賃とか車とか高額なものはベトナム人もドルで言うし。そりゃあそうだろうな。ビールがコンビニで1万ドンちょっとなのに、車はどれくらいになるんだって話だし。

 あるいは肖像画を変えるとかね。ホーチミンしか代表的な人物がいないだろうから、ホーチミンでいいんだけど、違う姿を描くとか。裏とかの画はすでに違うけれども、顔になる肖像画も変えてほしいな。そうすればわかりやすいのに。