バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

男の性ってのは生まれたときからあるものなのかね

 こういった仕事をしていると、画像とかも重要で、案外、何気なく撮った過去の画像とかが役に立つこともある。それで、ちょっと過去画像を整理していたら、こんなのが出てきた。

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息子と甥っ子。

 近所にあったカオトム屋で食べてたときに、息子とアムの姉の子どもがテーブル近くにあった部屋のドアノブが抜けていることを発見し、夢中で中を覗いている様子だ。覗いているのが息子で、オレもオレもという勢いで立っているのが甥だ。

 このとき歳があまり違わない、アムの弟の子もいた。そちらは女の子で、全然ドアノブの穴には興味を示さない。やっぱ覗きたくなっちゃうのは男の性なんだろうか。

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 ここでも書いたのだが、とにかく男の子と女の子では全然違うことを日々体感している。上の子も活発だったので元気で男の子みたいだと思っていたが、実際の男の子の子どもの活発さは全然違う。極端に悪い言い方をすると、なにも考えていないまま全力で動き出すので質が悪い。

 娘なんかは瞬間的に全速力で走り出したりしなかったし、仮にケガをしても学習してもうその失敗はしないようにしていた。しかし、息子の方は、突発的に全速力で走り出し壁に激突することが何回もあった。しかも、その失敗を何度でも繰り返す。ときには病院に行って縫うほどのケガだってあった。

 それから、不思議とメカだとか不思議なものに興味を持つのも男の特徴ではないか。しかも、それをマニアックに徹底的に調べるというか、ハマっていくのも男という感じ。

 うちの子は変わっているからヘビとか爬虫類とかからハマっていったけども、去年はずっと蒸気機関車にハマっていた。タイ国鉄の型番があって、たとえばC56機関車が日本から輸入され、タイでは713、714、715と番号が振られている。このうちの713と715は動態保存されていて、普段はシリラート病院の裏にあるトンブリー駅の車庫にある。年1回、カンチャナブリの祭で走るのだが、一般的にそもそもこの番号で見ている人がマニアックな人だし、714の存在を知っている人もそういない。

 ところが、息子はその場所をYouTubeのマニアックな投稿を見て、存在を知っていた。

 年に何度かホアランポーン駅から別の日本製の蒸気機関車が出発するイベントがあり、それを観に行った。去年の12月だ。

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 実はこの動画が駅舎からではなく、ホームの奥から始まっているのはこれが理由だった。息子が「あっちに714がある」というので、引っ張られていったら、本当に静態保存されている714が置いてあった。

 そんなオタク気質のある息子は、ある日唐突に蒸気機関車に飽きてしまい、SCP財団にハマり、先々週くらいからその流れでゴジラにハマっている。ある意味、爬虫類好きから始まった原点に戻ってきた感じがするが、とにかく毎日毎日ゴジラのテーマが聞こえてくるので、結構しんどかったりする。

 男の性ってのは誰に言われるわけでもなく、自然発生し、周囲と融合して爆発していくのだろう。