暁の寺の入場料
ワット・アルンに行ってきた。この隣にある寺院に大きなヤックがいるので、それを息子が見に行きたいと言ったので。ヤックというのはタイの仏教神話に出てくる鬼のことで、寺院などでは門番をしていたりする。スワナプームの出発ロビーにもいくつかヤックが立っていて、そこでも見られる。
息子は爬虫類とかサメとか変わったものを好きになる。一時期は蒸気機関車にハマっていたけれど、タイでは列車というのはほとんど普及していないようなものだから、やっぱり変わった趣味をしていると思う。
それが一時期からモンスターとかにハマり始め、ここのところはゴジラにムチャクチャ心を奪われている。あのゴジラのテーマも死ぬほど聞いている。それがなぜか今鬼にハマり。タイでは小学校から仏教神話の授業があるから、もしかしたらそこで聞いてきたのかもしれない。
ワット・アルンはワット・ポーの目の前にある船着き場から渡し船で行くのだけれども、今は入り口で熱を測り、ひとりひとりカメラに顔を録画して入場させている。オレが行った中では最も近代的というか、デジタル化されているのがまさかの寺とはね。
ワット・アルンはタイ人は無料で、外国人は入場料が100バーツほどかかるようで。そのため、そのカメラのところでまず外国人は違うレーンに並ばされる。さらに、こんな状況なので外国人なんていないし。
で、水を飲んだりいろいろしていたので、同じ渡し船に乗っていた一行は先に入ったので、オレ家族だけあとから。誰ももういないので、窓口でダメ元で「タイ人家族がいる場合はいくなの」と聞いてみた。10年以上前はだいたいそれでタイ人料金になったけれど、今はあまりならない。
ところが、あっさりと、タイの運転免許証とかあればタダだと。簡単すぎるだろ、逆に。
このやり取りを守衛が聞いてたのであっさり入れたけれど、なぜか守衛は娘が日本人にしか見えなかったらしくて、この子は? って言い出した。娘もちゃんと答えないから、しつこく聞かれていて。でもちょっと待てよ、と。娘の答えないのもいけない(あとでかなり叱ったよ)にしても、このメンバーで来ていて、娘だけ外国人扱いってなんか変じゃないか。
まあ、そもそも外国人料金っていう設定がおかしいんだけどな。日本とか欧米とかにもあるんだろうか、こういう外国人料金って。まあ、寺院とか国立公園は百歩譲って、タイ人の施設を外国人が使うのだから、というのならわかるけれど、民営の施設とかでもそういうのがあるのが解せないんだな。