時代が変わるのかどうなのか
今回の病気の騒動で、いろいろとビジネス形態が変わるんだろうね。間違いなくネット関係での仕事、アプリを使った仕事が増えるし、強化されるだろう。あとは、通勤の意味とか、そこらへんも見直す会社も出てくるかもしれないね。
オレなんか気がついてみたら、ライターになって9年も経っている。だから、すでに通勤をするということが想像できないし、できない。あるとき、某無料誌でちょっと人手不足なので手伝ってほしいということで、自宅でやれる簡単な作業を憶えてほしいと言われ、何日か編集部に通うことになった。まあ、雑誌関係なので出勤時間は厳密ではなく、元々その会社の始業時間が遅いってのもあったので、毎日11時くらいに来てほしいと。2日目ですでに2時間遅刻したもんね。もう出勤できない身体なのよ。
風俗なんかも厳しいだろうね。東南アジアが全般的にローカル風俗が厳しくなっていた。ゴーゴーバーとかカラオケは外国人向けだし、外貨獲得にもなるので、あまり厳しく言われなかった。ゴーゴーっちゅうのは実はタイ人はあまり知らないので、政治家も警察も金稼ぎにはちょうどよかったのかも。
ローカル風俗はもう何年も前からほとんど壊滅的で、たとえばウドンタニーのサオファンデーンと呼ばれる置屋街は完全になくなってしまった。下記の画像、1枚目はなくなるかなくならないかのギリギリの時期、2014年12月にたまたま前を通ったので車から撮影した。2枚目3枚目は同じ場所だが、2015年の4月で、置屋街が完全になくなってしまったあとの画像である。
ベトナムなんかは風俗関係がローカル向け外国人向け問わず厳しい。2010年代の前半はホーチミンにホンダガールと呼ばれる売春婦がバイクに乗って走っているので、それを呼び止めてホテルに行くのが普通だったが、今はほとんどホンダガールを見かけない。では、彼女たちはどこに行ったのかというと、アプリの中に行った。マッチングアプリや売春婦のサイトなどで客を取り、直接ホテルで待ち合わせる。
タイも最近はそういったマッチングアプリが主流になりつつあるので、たぶんこのタイミングで一気に変わる可能性がある。かつてゴーゴーと言えばパッポンだったが、ボッタクリなどがひどかったので客がソイ・カウボーイに流れてしまった。ただ、客が流れたのはボッタクリだけではなく、立地的なこともあった。
というのは、度重なる反政府デモがパッポンの近くで起こるので、客だけでなく従業員女性も離れた。2011年には洪水もあったし、多くがパタヤに流れたり、パッポンからソイ・カウボーイに移った子も少なくない。
今度がそれがネットに行くのではないだろうか。このどさくさに紛れて一気に政府や富裕層が風俗関係を駆逐する可能性がある。タイの偉い人はなんでもかんでもすぐ酒と風俗のせいにするから。今、酒類販売禁止になったので、このあとは風俗なんじゃないだろうか、と個人的に見ている。